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社員の笑顔とアイデアを生む、非日常のキャンプ空間「Cramb(クラム)」

株式会社椿本チエイン様

社員の笑顔とアイデアを生む、非日常のキャンプ空間「Cramb(クラム)」

COMPANY INFORMATION

株式会社椿本チエイン icon_link

京田辺工場:京都府京田辺市甘南備台1-1-3

産業用スチールチェーンで世界シェアNO.1を誇り、日本を代表するモノづくり企業として知られる椿本チエイン様。国内生産拠点の一つである京都・京田辺工場のオフィスフロアに、キャンプギアを取り入れたコミュニケーションスペースを設置しました。
「Cramb(クラム)」と名付けたそのスペースには、どのようなメッセージが込められているのでしょうか。

 

お客様: 株式会社椿本チエイン 研究開発センター 津田晃義 様/京田辺工場総務課 太田 邦彦 様、木原健吾 様
(担当:スノーピークビジネスソリューションズ HRS事業部 勝間翔平)

世界シェアNO.1。“動かす”を進化させるトップ企業
世界シェアNO.1。“動かす”を進化させるトップ企業_2

世界シェアNO.1。“動かす”を進化させるトップ企業

---椿本チエイン様の事業概要、京田辺工場の概要について教えてください。

 

当社は、1917年に創業し、今年で創業105周年を迎えました。現在は、祖業であるチェーン事業に加え、「Motion&Control」分野で減速機や直線作動機、制御機器などを扱うモーションコントロール事業、自動車エンジン用タイミングチェーンシステムや次世代モビリティの新ビジネスを手がけるモビリティ事業、物流業界などの搬送、仕分け、保管など「モノと情報の流れ」をスムーズにコントロールするマテハン事業と、大きく4つの事業で成り立っています。
京田辺工場は、産業用チェーンの中核工場。同工場では、一般産業用チェーンの設計から製造までを担っています。さらに研究開発センターがあり、植物工場を自動化するアグリビジネス、電気自動車と電力網をつなぐ充放電装置の開発といった新規事業にも取り組んでいます。
敷地は約7万坪、東京ドーム5個分の広さです。8つの建屋とグラウンドがあり、国内にある5つの生産拠点の中で最も大きな工場になります。
 

オフィスの雰囲気を変え、社員の独創性を育む仕掛けをつくりたい

オフィスの雰囲気を変え、社員の独創性を育む仕掛けをつくりたい

---京田辺工場のオフィス改革を行った背景を教えてください。

 

オフィス改革に着手した理由は二つあります。まず一つは、腰壁に囲われて閉塞感のあった以前のスペースを一新したかったということ。せっかく変えるなら、今までとはまったく違う突き抜けたものにしたいと思いました。 もう一つは、社内のコミュニケーションを促し、共創が生まれる空間をつくりたいということです。オフィス改革を行ったフロアには研究開発センターがあり、商品企画や技術開発などを担う部署が集まっていて、イノベーションにつながるような独創的なアイデアが求められます。そういった中で、オフィス自体に独創性を育む雰囲気や仕掛けが必要だと考えました。 社内でも働き方改革が叫ばれていて、みんなの意識を変えるには、目に見えるかたちで会社が変わらなければならないという機運があり、総務部の力も借りてオフィス改革に取り組むことになりました。

共創とワクワクがアイデアを生む。キャンピングオフィスで確信した想い

共創とワクワクがアイデアを生む。キャンピングオフィスで確信した想い

---スノーピークのキャンプ用品を採用したのはなぜですか?

 

「社員のコミュニケーションや独創性を育むオフィスとは?」と考えていたときに、スノーピークビジネスソリューションズがオフィスの空間提案をしていることを知り、どんなものか実際に見てみたいと、愛知県の岡崎本社に足を運びました。 営業担当の勝間さんとはそのときが初対面だったのですが、会ってすぐに意気投合したんです。社屋の目の前にあるガーデンで自然を感じながらオフィスやコミュニケーションの改善についてブレストし、アイデアがどんどん出てきました。持ち帰って今すぐ取り入れたいと思うような提案もたくさんありましたし、自社でもこのような空間でワクワクする会議がしたいと気持ちが高まったことを覚えています。 ワクワクするとアイデアが湧くこと、異業種、異分野の方との共創でアイデアが膨らむことをまさに実感した時間でした。

クロスオーバー×アンビシャス。「Cramb」に込めたメッセージq
クロスオーバー×アンビシャス。「Cramb」に込めたメッセージq_2

クロスオーバー×アンビシャス。「Cramb」に込めたメッセージq

---オフィス改革で実現したかったのはどんなことですか?

 

オフィスを思い切って変えることで、社員に伝えたいメッセージがありました。一つは当社の企業理念「TSUBAKI SPIRIT」の行動原則の1つである「共創」。つまり、同じチームや部署内はもちろん、他部署や社外の方とも積極的にコミュニケーションをとって「クロスオーバー」を生む姿勢を大切にしようということです。 もう一つのキーワードは「アンビシャス」。野心的に、野望をもって、仕事に取り組もうというという意味です。 「クロスオーバー」と「アンビシャス」。2つを組み合わせた造語「Cramb」をこの場所のネーミングにしました。前向きなイメージが湧く言葉として、オフィス改革に込めたメッセージとともに社内で浸透させていけたらと思っています。

「TUGUCA」を人が集まるプラットフォームとして機能させる
「TUGUCA」を人が集まるプラットフォームとして機能させる_2

「TUGUCA」を人が集まるプラットフォームとして機能させる

---こだわったポイントを教えてください。

 

アウトドアチェアや折りたたみテーブルを並べて、非日常のキャンプ空間をつくったことです。キャンプといえば外せない焚火台やテントも設置しています。他に、植栽や自然音の音響なども取り入れました。 一番挑戦したのは、「TUGUCA」の導入です。「どんな使い方ができるの?」「これを入れる必要性は?」という声はあったのですが、発売されたばかりで、オフィスに導入している企業はまだないと聞いたので、未開拓のことを試せるのは面白いし先進的だと前向きに捉え、取り入れようと思いました。 使ってみて感じたのは、自由度がとても高いということです。空間を仕切るパーティションにもなるし、展示スペースにもなるし、植物を巻きつけてインテリアにもできる。コーナーのような使い方もできるので、立ち話をするスペースとしても最適です。 「Cramb」はコミュニケーションエリアという位置づけなので、「TUGUCA」で空間を仕切るというよりは、何かを発表したり、展示したりできるプラットフォームにして、そこにみんなが自然と集まってくるような場所になればと思っています。

オフィスに増えた笑顔と笑い声。仲間との絆も深めてくれる

オフィスに増えた笑顔と笑い声。仲間との絆も深めてくれる

ーーーキャンピングオフィスを導入した効果はありますか?

 

笑顔と笑い声が増えたと感じています。以前のこの場所はどこか閉塞感があり、なんとなくオフィスで笑い声を出しづらい雰囲気がありました。また、「TUGUCA」に植栽を飾っていると自然と目線が上がるので、下を向いて歩いている人も減ったと思います。 昼休みになると、「Cramb」に若手社員が同期の仲間と集まっているのもよく見かけます。コロナ禍で研修などが制限される中、同期なのに面識がないとか、中途採用で孤立してしまうということがあるようなので、仲間と気軽に集まれるスペースをつくれたことはよかったと思います。 また、社外の方と「Cramb」で打ち合わせや会議をすると、仕事をする上で心を開きやすくなるというのも実感しています。京田辺工場では大学生や高専の学生のインターンシップを受け入れているので、リクルートにも有効ではないかと期待しています。

自然と人が集まる仕組み・仕掛けづくりをしていきたい

自然と人が集まる仕組み・仕掛けづくりをしていきたい

ーーー今後の課題や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

 

「Cramb」についてアンケートをとったところ、社員の8割は利用したことがあると回答したものの、会議やミーティング、休憩といった利用方法が大半で、部門を超えた共創が生まれるまでには至っておらず、道半ばだと感じています。 今後は、自然と人が集まる仕組み・仕掛けづくりをしていきたいですね。そのための仲間づくりも大切になってくると思います。 やりたいことはたくさんあって、例えばコーヒーの淹れ方、絵本の読み聞かせといったワークショップをするなど、誰でも参加しやすい企画をしたいと思っています。また、孤立している人を繋ぎ合わせる場所、チャレンジしたい人が集まってくる場所にもしていきたいです。 活発なコミュニケーションがあって、共創から独創的なアイデアが生まれ、それがいずれ新しい技術や商品の開発につながっていく。そんな、「Cramb」に込めた想いを実現できるように、キャンプギアのフレキシブルさを生かして、いろいろなことにトライしていきたいと思います。まだまだ思いもよらない使い方があると思うので、それを考えるとワクワクします。

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