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240kmの距離を超えた等身大のコミュニケーションをConovaで実現

フラー株式会社様

240kmの距離を超えた等身大のコミュニケーションをConovaで実現

COMPANY INFORMATION

フラー株式会社 icon_link

千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 KOIL

※インタラクティビジョンはConovaの旧名称です

 

2021年からインタラクティビジョンを導入いただいているフラー株式会社様。アプリ開発などでデジタルパートナー事業を展開し、風通しの良い社風が魅力のフラーさんでは、千葉と新潟で約240㎞離れたオフィスをつなぎ、その距離を感じさせない日常的なコミュニケーションを実現されています。コロナ禍においても社員同士が変わらぬ関係性を築いているその背景には、インタラクティビジョンの存在とともに、フラーさんならではの思いやりあふれるコミュニケーション文化に秘訣がありました。

 

お客様:フラー株式会社 代表取締役社長 山﨑 将司 様
取 材:スノーピークビジネスソリューションズ 早川 恵里

お客様と共に創るアプリケーション、社員と共に成長する経営

お客様と共に創るアプリケーション、社員と共に成長する経営

−−−フラーさんの会社概要について教えてください。

 

フラーは新潟県新潟市に【新潟本社】と千葉県柏市に【柏の葉本社】を置くデジタルパートナー事業を行う会社です。デジタルパートナー事業というのは、お客様のデジタル戦略を推進するためのアプリを中心としたソリューションを提供する事業です。自社サービスであるアプリ分析サービス「App Ape(アップエイプ)」という自社サービスのアプリを基盤として、戦略立案、デザイン、開発、データ分析の四軸をベースとした支援を行っています。
お客様のビジネスの成功を第一に目指し、受け身の態勢ではなく、共創するパートナーとして仕事をすることが弊社の特徴です。
社風としては、社員の平均年齢が32~33歳ということもあり、社員同士の関係も良く風通しが良い文化があると思いますし、私自身も透明性のある経営ができるように心がけています。

トップと社員が隔たりのない関係性を築く工夫

トップと社員が隔たりのない関係性を築く工夫

−−−フラーさんの風通しの良さの秘訣は何でしょうか。 

 

弊社では毎月全社員向けに行っている数値報告の場があり、そこでは売上だけでなく、いま会社ではどのような案件があるのか、どれだけの費用を使っているのかなどを赤裸々に報告しています。入社間もない社員には、これだけ多くの情報を公開していることに驚かれますね。また、報告会の最中には気軽にチャットコメントを投稿できる雰囲気があるのですが、これは創業当初から続いている文化です。
トップと社員との間に隔たりがなく、お互いに話しかけやすい雰囲気があるのは、日々の習慣がもたらしていると思います。
例えば、私は全社員と必ず一度はお昼ごはんを食べに行くようにしているのですが、新潟、長岡、千葉、沖縄、どこのオフィスの社員であっても直接会うようにしています。嘘ではなく本当に(笑)。こうすることで、「あの時会って話したことがある社長だ」と認識されるので、毎月の月次報告会の時にも私の話に興味を持って聞いてもらえるようになるんです。心理的な距離を先に縮めておくことでどんな時でも親近感をもってもらえます。
もう一つ工夫していることと言えば、毎週全社員と連絡事項を共有する10分程度朝会で、私は会が始まる10分前にzoom会議室に入るようにしています。そこで早めに入ってきた社員とコミュニケーションをとるようにしているのです。こうした小さなコミュニケーションの積み重ねがフラーの文化を築き上げているのだと思います。
 

大画面のインパクトと、等身大のコミュニケーション

大画面のインパクトと、等身大のコミュニケーション

−−−どんな経緯でインタラクティビジョンの導入を検討されたのですか。

 

ちょうど新潟拠点を拡大するタイミングでおこなっていた株主総会の時に、株主さんから拠点間のコミュニケーションについて質問があったのです。その発言を聞いて、株主でもあるスノーピークさんが弊社の拠点間のコミュニケーションをより活発にできるのではないか、とインタラクティビジョンをご紹介して頂きました。
もともと社内では40インチほどのモニターを使って拠点同士を映して会話ができる仕組みを入れていたこともあり、当時もコミュニケーションはうまくとれているという認識はありました。ところが、中には「それぞれのオフィスがどんな様子なのかわからない」という声も少なからず聞こえてきたのです。
それならば、大画面のインタラクティビジョンなら等身大でお互いの姿を見ることができるので、よりリアルにお互いのオフィスを感じられるだろうと期待をし、導入することになりました。
導入直後は、その大きさに「でかっ!」と皆が驚いていました(笑)。さらに2画面を90度に配置しているので、奥行きが出て広くオフィスが見渡せ、人の動く様子も感じられるというメリットも感じられました。

社員同士、さらに会社を訪れたすべての方へ広がるコミュニケーション

社員同士、さらに会社を訪れたすべての方へ広がるコミュニケーション

−−−インタラクティビジョンはどのように活用されていますか?反応はいかがでしょうか?

 

どちらのオフィスでもインタラクティビジョンは端ではなく中心に近い位置に設置しています。特に千葉の柏の葉本社では、来客の方が必ず通る場所に置かれています。これはお客様や採用候補者に新潟本社を紹介しやすくするためです。採用候補者の中には、新潟出身で東京近郊に勤めている方も多く、そういった方が柏の葉本社からインタラクティビジョン越しに新潟本社を見た時、明らかに他の採用候補者と違う反応を見せてくれます。
以前のモニターでオフィスを見せていた時は、ここまで喜んだリアクションはみられなかったので、あらためてこのサイズ感が活かされているのだと感じました。
もちろん、社員同士のコミュニケーションにも効果が表れていて、これもまた以前のモニター使用の時よりもインタラクティビジョンを導入してからのほうが、圧倒的に会話の頻度が増しています。
ある人が向こう側のオフィスをじっと見ていると、見られているオフィス側の人が「なになに?」と気になって寄っていく。そこで自然に会話が生まれるという様子をよく見かけます。等身大の姿が映っているので物理的に人が立っているように見え、お互い気配を感じやすいのでしょう。
 

コロナ禍に「インタラクティビジョンがあってよかった」

コロナ禍に「インタラクティビジョンがあってよかった」

−−−コロナ禍での導入でしたが、出社制限がある中でのエピソードなどありますか?

 

緊急事態宣言が出ている時は、オフィスの出社人数がとても少ない状態が続き、特に新潟本社には1~2人しか出社しないこともよくありました。そのときにオフィスの責任者が「インタラクティビジョンがあってよかった」と切実に話していたのが印象に残っています。
郵便物などを管理するために誰かがオフィスに行かなくてはいけない、そんな時に柏の葉本社側の画面に私やメンバーが通ったりするのが見えると、すごく安心するのだと語ってくれました。
柏の葉本社所属の社員は新潟本社の4倍ほどで、人数の少ない新潟から「あ、あの人いるな」と知っている人の姿をたくさん見ることができ、出社状況も把握できる。出社が当たり前ではなくなった今だからこそ、お互いの姿が見られる嬉しさや安心感が増しているように感じます。
 

240キロの距離を超え、目の前で「始めまして」の挨拶

240キロの距離を超え、目の前で「始めまして」の挨拶

−−−さまざまなシーンで活用されているそうですが、実際にどんな使い方をされているのですか。

 

今年、新入社員の入社式を柏の葉本社のインタラクティビジョン前で執り行いました。Zoomも併用しながら新潟本社やそれぞれの場所から約100人の社員が参加し、柏の葉本社に集結した7名の新卒社員は先輩社員と両本社間の直線距離約240キロを超え、リアルタイムで交流するという試みです。こういった時にも大画面でお互いが見られることで臨場感が生まれ、親近感も沸き、コミュニケーションが非常に取りやすくなるのでとても助かっています。
(フラーさんの入社式の様子はこちら
新入社員の中には、1か月間柏の葉本社での研修期間を経てから新潟本社に勤務をするメンバーもいて、「これからはあっちで働くんだな~」と画面越しにしみじみと新潟本社を眺めている様子もありました。また時には、インタラクティビジョンを介して一緒に働く予定のメンバーを紹介することもあります。予めこれから働くオフィスの雰囲気を知り、同僚と面識を持っておくことができるのも、彼らにとって利点と言えるかもしれません。
そして何より、日常でさりげなく使われているところが一番のポイントでしょうか、時々こんなシーンを見かけます。
あるメンバーが一人遅くまでオフィスに残って仕事をしていると、もう片方のオフィスでも同じように一人で残っていたメンバーが、帰り際に「お疲れさま」と向こう側のメンバーに声をかけて帰っていくのです。些細な声かけなんですが、相手には「一人じゃないんだ」と安心感を与えられたはずです。こういった自然なつながりを感じられるところが、インタラクティビジョンの魅力だと思っています。
 

もう一つレベルを上げたコミュニケーションを目指して

もう一つレベルを上げたコミュニケーションを目指して

−−−今後かなえたいことや展望はありますか。

 

弊社にとってインタラクティビジョンは、今となっては他拠点を紹介する上で、はなくてはならない存在だと思っています。そういったうえで、今後かなえられたらいいなと思うことが2つあります。
まず一つ目は全4拠点がつながること。今は柏の葉本社と新潟本社のみがつながっていますが、新潟にもう一つ構えているオフィスもつなげてみたいです。沖縄はまだ自社のオフィスを構えていないので、まずはこの3拠点で。弊社は「平等にすべての拠点を扱うこと」を強く掲げているので、全拠点が同じように見えている状態になるのが一番いいかたちですね。
そしてもう一つは、家からもオフィスの状況が見えるようにすること。弊社では社員に働き方の自由を提供しており、フルリモートを実践しているのです。毎日会社に来てもいいし、毎日会社に来なくてもいい。その中で、自宅にいながらでもオフィスの様子がわかるようになれば、「今日は人が少ないから」あるいは「たくさん出社しているから久しぶりに」会社に行こうかな、というような一段階上の世界が見えるのではないかと期待をしています。
今後もインタラクティビジョンのさまざまな可能性に期待をしています。


―――フラー様、取材のご協力ありがとうございました!
 

>>インタラクティビジョンについて詳しくはこちら

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