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組織のベクトルを一つにし、ユーザーへ届ける価値を最大化する

OMデジタルソリューションズ株式会社様

組織のベクトルを一つにし、ユーザーへ届ける価値を最大化する

COMPANY INFORMATION

OMデジタルソリューションズ株式会社 icon_link

東京都八王子市高倉町49-3

オリンパス株式会社の映像事業を前身とし、2021年1月に事業を開始。

「人生にもっと冒険を」をテーマとして、アウトドア分野に注力したカメラ、ICレコーダー、双眼鏡の製造販売、さらに、技術資産を活かしたソリューション提供を事業とするOMデジタルソリューションズ様。

 

製品開発拠点にもなっている八王子本社オフィスと営業チームがいる笹塚オフィスの一部にキャンピングオフィスを導入していただきました。アウトドアに重きを置く製品開発を進める企業において、キャンピングオフィスを導入する意義や効果はどこにあるのでしょうか。
 

導入を推進した開発部門の川口様と濱田様に話を伺いました。

 

お客様:OMデジタルソリューションズ株式会社 
 研究開発/ELシステム開発 

 部長 川口勝久 様 
 制御設計リーダー 濱田敬 様

 

(担当:スノーピークビジネスソリューションズ HRS事業部 大塚美樹)

オリンパスから独立し、技術を生かしてアウトドアライフバリューを高める製品を展開
オリンパスから独立し、技術を生かしてアウトドアライフバリューを高める製品を展開_2

オリンパスから独立し、技術を生かしてアウトドアライフバリューを高める製品を展開

---OMデジタルソリューションズ様の会社概要を教えてください。

 

OMデジタルソリューションズは、オリンパスから映像事業が独立し、2021年1月に事業を開始しました。独立後は新ブランド「OM SYSTEM」を立ち上げ、カメラを中心にICレコーダー、双眼鏡といった精密機器の製造販売をしています。

 

「OM SYSTEM」は「人生にもっと冒険を」というタグラインを掲げています。カメラの小型化・軽量化、高度な手ぶれ補正、優れた防塵防滴性能、そして高画質などを追求し、「どこにでも持ち歩ける」「感じたものが思ったままに撮れる」を実現するアウトドアでの撮影に適したカメラ等を開発しています。

 

大手メーカーから一部門が独立した新しい会社ということもあり、機動力があって部署の垣根なくやりたいことに挑戦できる自由な風土があります。オフィスにはフリーアドレスを導入しており、リモートワークも認められています。
 

自然を身近に感じられるオフィス環境をつくりたい

自然を身近に感じられるオフィス環境をつくりたい

---キャンピングオフィスを導入した背景をお聞かせください。

 

「OM SYSTEM」のブランドコンセプトを打ち立て、アウトドアでの使用を重視した製品を開発していく方向性を目に見える形で示すには、まず、普段業務を行うオフィス環境から変えていくことが最も効果的と考えました。
 

自然を身近に感じられるオフィスの方がアウトドアで使う製品への発想は広がると考えました。例えば、カメラのグリップ感や重量バランスはオフィスで自席に座って手に取る場合と自然の中でアウトドアチェアに座って使用した場合とでは、感覚はまったく違います。このようにアウトドア環境でのカメラの扱いやすさはどうなのか、そういったユーザー視点も感じられる環境をオフィスに取り入れたかったのです。


このような思いを社長に提案したところ、その場で賛同を得られ、すぐにスノーピークビジネスソリューションズ(以下、SPBS)さんに問い合わせをしました。というのも、以前よりSPBSさんが手がけたオフィス空間の事例を見て、私たちがやりたいイメージを体現していると感じていました。スノーピークが提唱している「野遊び」「人間性の回復」といったキーワードが、弊社の掲げる「人生にもっと冒険を」というテーマと非常に近いと感じ、共感したことも決め手でした。
 

キャンピングオフィスをマインドチェンジとコミュニケーションの場に

キャンピングオフィスをマインドチェンジとコミュニケーションの場に

---オフィスを変えることで実現したかったのはどんなことですか?

 

まずは社内のマインドチェンジです。これからアウトドアシーンに適した製品をつくっていくんだということをみんなが自覚し、キャンピングオフィスがその象徴のようなものになればと思いました。同時に、来社される方々とキャンピングオフィスの話題をきっかけに製品機能への認知が広がったり、ブランドをアピールする時の事例として紹介することで、私たちの会社の方向性を社外に向けてもアピールできるだろうと考えました。

 

もう一つはコミュニケーションを増やすことです。いくら技術が優れていても、その技術を明確なビジョンに向かって集約しなければよいカメラは作れません。さらに、カメラをお客様の手元に届けるところまでが私たちの仕事ですので、開発チームの各部門はもちろん、営業・マーケティングや品質・製造部門などすべてのメンバーが意見を出し合い、同じベクトルに向かうことではじめて、優れた技術をカメラの価値として飛躍させることができます。そのためには、部署を超えた活発なコミュニケーションが必要であり、キャンピングオフィスを活用して実現したいと思いました。
 

重要な議題のある会議は、遊び心のある空間で
重要な議題のある会議は、遊び心のある空間で_2

重要な議題のある会議は、遊び心のある空間で

---キャンピングオフィスをどのように取り入れ、活用していますか?

 

本社の中で一番広い会議室をキャンプ仕様にし、アウトドアテーブルやチェアを置き、焚火台やTUGUCA※も導入しました。ここは会議をするだけでなく、研修をしたり昼休憩をしたり、多目的に使える場所になっています。本社の受付にもスノーピーク製品を置き、私たちのブランドイメージを象徴する風景写真を壁一面に飾っています。また、本社近隣に建つ生産技術センターの一部や営業チームがいる笹塚オフィスの休憩スペースにもアウトドアスペースを設置しています。
※TUGUCA…人数や空間規模・目的に応じて多様なカスタマイズが可能で、オフィスにも最適なスノーピークの家具。

 

導入当初はどう使いこなしたらいいのか分からないという声も上がりましたが、最近では、打ち合わせ内容や業務内容に合わせて、場所を使い分けることができているようになってきていると思います。個人的には、シビアな打ち合わせや重要な議題の会議こそ、キャンプ仕様の会議室でやるようにしています。ローチェアに座って膝を突き合わせて話をすると、殺風景な会議室でやるよりも、みんなの表情が少しやわらかくなりますし、より建設的な話し合いができます。

 

部署の定期ミーティングにも活用していますが、メンバーがリラックスしていて、自然と笑いが起こったり、前向きな意見が出てきたりします。四半期に一度行う全社ミーティングや会社の方向性を決める上層部による重要な会議も、キャンプ仕様の会議室で行っています。

キャンピングオフィスは商品開発における方向性のシンボル

キャンピングオフィスは商品開発における方向性のシンボル

---キャンピングオフィスを導入した効果として感じていることがあれば教えてください。

 

狙い通り、「OM SYSTEM」のブランドコンセプトに向かって、会社全体が気持ちを一つにするためのシンボルになってくれていると思います。各自がユーザー視点に立ち、私たちの製品をアウトドアで使ってもらうためにどんなことに取り組んでいったらいいのかを考えるきっかけの一つとしてキャンピングオフィスの存在があります。

 

最近では、アウトドア向けにカメラ周りの小物やアパレル、雑貨などをオリジナルでつくって販売する物販サイトを立ち上げたり、カメラ販売会社のYouTube番組に出演し、アウトドアのフィールドに出て行って私たちの製品技術をPRするといった新しい動きもあり、アウトドアに向かう意識が社内で高まっています。

アウトドアに向けた商品開発に注力し、差別化を図っていく
アウトドアに向けた商品開発に注力し、差別化を図っていく_2

アウトドアに向けた商品開発に注力し、差別化を図っていく

---今後の展望をお聞かせください。

 

私たち開発現場としては、スノーピークのようにアウトドアフィールドの中に本社があるというのが理想ですが(笑)、そうとはいかなくても、製品の評価エリアは、もう少しアウトドアフィールドに近いような環境をつくっていけたらいいなと思っています。また、今は会議室や受付など一部のエリアでアウトドアの空気感を感じられるようになっていますが、ゆくゆくは普段の執務エリアにもそういった環境をつくることが理想です。

 

会社としては、今後もますますアウトドアに向けての製品開発に注力し、他社との差別化を図っていきたいと思います。キャンプなどのアウトドアフィールドに持って行きたいと思っていただけるような魅力的な製品を開発していきますので、ぜひご期待ください。
 

 

---OMデジタルソリューションズ株式会社様、取材のご協力ありがとうございました!

 

>>オフィス空間デザインについて詳しくはこちら

スノーピークビジネスソリューションズ担当者のコメント

大塚美樹
HRS事業部

大塚美樹

弊社とOMデジタルソリューションズ様は、ユーザーのアウトドアライフバリューの向上を目指している点や自らがユーザーであることを大切にしている点など共通項が多く、スノーピークブランドに共感し、導入を決めていただいたことがうれしかったです。こちらからレイアウトパターンをいくつか提案し、現場の状況によりフィットするようにブレストしながら案を詰めていきました。可変性の高いTUGUCAも導入いただいており、今後も状況に合わせて空間を有効活用していただけたらと思っております。

大塚美樹
HRS事業部 大塚美樹

弊社とOMデジタルソリューションズ様は、ユーザーのアウトドアライフバリューの向上を目指している点や自らがユーザーであることを大切にしている点など共通項が多く、スノーピークブランドに共感し、導入を決めていただいたことがうれしかったです。こちらからレイアウトパターンをいくつか提案し、現場の状況によりフィットするようにブレストしながら案を詰めていきました。可変性の高いTUGUCAも導入いただいており、今後も状況に合わせて空間を有効活用していただけたらと思っております。

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