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教育業界の常識を変えていく、キャンピングオフィスはその想いの象徴。

蒼明学院中等部「QUEST LABO」様

教育業界の常識を変えていく、キャンピングオフィスはその想いの象徴。

COMPANY INFORMATION

学校法人淳和学園 蒼明学院中等部(認可申請中) icon_link

岡山県笠岡市笠岡874番地

Produced by 株式会社ガイアエデュケーション icon_link

2020年4月に開校予定の学校法人淳和学園 蒼明学院中等部(岡山県笠岡市)。多目的空間として新しく作られた「QUEST LABO(クエストラボ)」の一角に、スノーピークのラウンジシェルやキャンプギアをご導入いただきました。今回は、導入の背景やきっかけ、教育に対する想いを伺いました。

 

■お客様:学校法人淳和学園 蒼明学院中等部 校長 中村 好孝 様
■取 材:スノーピークビジネスソリューションズ 佐藤 佳

※掲載写真は、同じ学園の高等学校の生徒を対象として、特別講義を行った時の様子です。

中学校教育に革命を起こしたい。

中学校教育に革命を起こしたい。

いま、私たちを取り巻く環境がものすごい勢いで変わっています。 インターネットとスマホによって、コミュニケーションの形がまるで変わったように。 一方で、学校の世界だけ昔のまま変わっていないんです。 同じスクール形式で、おとなしく先生の言うことを聞いて、宿題を出した人が評価され、 そこからあふれた人は評価されない。 大学や高校は変わってきているところもありますが、 私は、中学校こそが大きく変革していくべきだと思います。 伸びしろが無限大で、多感な時期なのに、 今の教育では子どもたちの可能性を十分に引き出してあげるどころか、 むしろ蓋をしてしまっているかもしれない・・・。 そこで、中学校教育に革命を起こしたい、未来の新しい学校を作りたいと思うようになり、 私立中学を開校することに決めました。

環境を整えると、人は動き出せる。

環境を整えると、人は動き出せる。

さっそく、教室空間を専門にコーディネートされているガイアエデュケーションさんへ、 「Googleのオフィスみたいな教室にしたいです」と相談しました(笑)。 その際に紹介されたのがスノーピークビジネスソリューションズさんだったのですが、 オフィスの中に設営されたテントを見て、「これだ!」と思いました。 教育業界には、「こうあるべき論」みたいな見えない壁があります。 法律にも校則にも、教室にテントを入れてはいけない、なんて書かれていないのに、 なんとなくやってはいけない雰囲気があるんですよね。 こうした固定観念では生き残れないとみんな気づいているのに、 何かの呪縛から抜け出せない。勇気が出せないんです。 そんな時こそ、環境の力。システムとして環境を整えると、人は動き出せるからです。 教室にテントを入れるのは、子どもたちのためですが、半分は大人たちのため。 学校でもこんなことしていいんだと、テントの存在自体が安全と失敗を担保してくれます。

日常の中の、非日常空間。

日常の中の、非日常空間。

これからの時代はまさに冒険。何が起こるか誰も分かりません。 そこで、この教室は「QUEST LABO(クエストラボ)」と名付けました。 みんなでチームをつくって、いつでもワクワク探検している場所であって欲しい。 もしもピンチに陥っても、必ず乗り越えて行けるような思考の技術や、 精神力が身に付くような空間であって欲しいと思っています。 具体的には、「デザインエリア」「メディアラウンジ」「情報アイランド」「アウトドアエリア」、 この4つのエリアを組み合わせることで、これまでにない多目的な空間をつくりました。 アウトドアエリアの役割は、日常の中に、非日常を持ってくること。 そうすることで、新たな日常(=イノベーション)が生まれてくるからです。 先行で体験してもらった生徒たちを見ると、 普段とはスイッチの入り方も、テンションも、まるで違いますね。 旅行に行くと、心の中に変化が起こるように。 新たな気づきを与えてくれる、日常の中の、非日常空間。それがクエストラボです。

テントでは、みんなフラット。

テントでは、みんなフラット。

実際にこの空間を中学生が使うのは、2020年4月の開校以降になります。 それまでは、教員にこそ、使って欲しいと思っています。 職員会議とか、今の現状を打破する会議は、全部テントでやりましょう(笑)。 中学生が入学する前に、大人も使いこなして効果を実感しておくことが大切です。 テントに入って円卓を囲めば、上下関係も、年齢も、みんなフラットになる。 権力や役割で何かを決めることが必要な時もあると思いますが、 ダイバーシティを叫ぶなら、 教室空間もそうなっていく必要があるのではないでしょうか。 イノベーションは、学んだから出来るようになるものではなく、 普段から新しいものを生み出そうとしている人に訪れるもの。 だからこそ、先入観にとらわれない、柔軟な発想を持てる環境が大切なのです。

ロマンやストーリーがないと意味がない。

ロマンやストーリーがないと意味がない。

都心には情報が溢れ、学ぶ場所もあり、さまざまなサービスがあります。 しかし、田舎の学校にはほとんどありません。 教育における情報格差、サービス格差は、広がるばかりです。 だからこそ、未来の新しい学校を地方に創りたいと思いました。 私は、自分の学校だけが良くなればいいとは全く思っていません。 むしろ地域の学校同士で、業界の中で、切磋琢磨し合えばいいと思っています。 競争力が上がるのはむしろ良いこと。それによって自分も高められます。 今回のような新しい流れをつくるときは、 目的だけでなく、ロマンやストーリーがないと意味がありません。 そのためにも、スノーピークのテントが必要不可欠でした。 クエストラボは自慢の空間ですが、完成形ではなく、きっかけでしかありません。 やったからには結果にこだわっていきたいですし、学びのある空間に育てたいと思っています。 来年入ってくる中学生たちに、一体どんな風に使われていくのか。 とても楽しみにしています。

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