お問い合わせ・資料

歴史があるからこそ、求めた斬新さ。辿り着いた答えがキャンピングオフィス。

住友重機械イオンテクノロジー株式会社 様

歴史があるからこそ、求めた斬新さ。辿り着いた答えがキャンピングオフィス。

COMPANY INFORMATION

住友重機械イオンテクノロジー株式会社 愛媛事業所 icon_link

愛媛県西条市今在家1501番地

Produced by オープンデザイン株式会社 icon_link

日本における半導体製造用イオン注入装置のトップメーカーとして、最先端の半導体デバイスの製造に対応した高電流、中電流、高エネルギーイオン注入装置を提供されている住友重機械イオンテクノロジー株式会社様。今回はキャンピングオフィスの導入背景や利用者の反応などを伺いました。

 

■お客様:住友重機械イオンテクノロジー(株)
     企画管理部 人事総務グループ 課長 榊原直樹 様
     企画管理部 人事総務グループ 廣瀬恭文 様
     企画管理部 人事総務グループ 松本理奈子 様
■パートナー:オープンデザイン(株) 代表取締役 吉村拓也 様
■取材:(株)スノーピークビジネスソリューションズ 佐藤佳

見違えるような休憩室にしてほしい。

見違えるような休憩室にしてほしい。

なぜ休憩室(リフレッシュルーム)をつくることになったんですか?

 

<榊原さま>

きっかけは、健康経営の一環で、建屋内が禁煙になったことです。 同時に、休憩できる場所を増やしたいという話もあって、 4か所あった喫煙所を休憩室(リフレッシュルーム)にする計画が持ち上がりました。 所長からの要望はシンプルな一言で、 「見違えるような休憩室にしてほしい」というもの。 ずっと喫煙所だった場所なので、エアコンも壁も茶色になっていましたから、 誰でも居心地がいいように、まずはきれいにしようと思いました。 しかし、見違えるような休憩室ってどうしたらいいんだろうと、 ソファーを置こうかとか、素足で入れるようにしたらいいんじゃないかとか、 みんなであれこれアイデアを考えていました。

キーワードは、自然と心がリフレッシュ。

キーワードは、自然と心がリフレッシュ。

オープンデザインさんへ依頼することになった経緯は?

 

<榊原さま>

同時期に、採用のホームページを刷新しようという話がありました。 それこそ地元から都市部に至るまで、いろんな制作会社さんを調べていたのですが、 私たちの基準は「(いい意味で)違和感を創れる会社」でした。 と言うのも、住友=歴史がある古い会社、というイメージを壊したかったから。 そんなデザインを求めていたところ、オープンデザインさんのことを知りました。 お話を伺ってみると、空間デザインも行っているとのことだったので、 自分たちだけで話していてもまとまらないし、外の意見を入れようという話になって、 自然と心がリフレッシュ、そんなキーワードで提案をお願いしました。

真逆のモノをあえて入れる。

真逆のモノをあえて入れる。

相談を受けて、オープンデザインさんはどんな提案をしたんですか?

 

<吉村さま>

職場に理系の方が多いと思ったので、提案は真逆のモノがいいと思っていました。 ちょうどアウトドアについて調べていた時期だったこともあり、 これならきっと住友さんも喜んでくれると直感して、 スタッフにイラストでイメージを書いてもらったのが最初の提案になりました。 ちなみに、アウトドアメーカーがたくさんある中で、 なぜスノーピークの製品を選んだかというと、自信があったからです。 ホームセンターに売っている安いイスとはモノが違うし、 休憩室にあるイスとしても遜色がないのは間違いありませんでした。 なぜなら、私自身がスノーピーク製品を20年愛用しているユーザーだったからです。 提案の方向性が違う、というのはあるかもしれませんが、製品にはとても自信がありました。 コンセプトが受け入れられたら、製品は絶対大丈夫。提案に迷いはありませんでした。

自分の発想が変わった、テントの提案。

自分の発想が変わった、テントの提案。

休憩所にテントがある提案、率直にどう思われましたか?

 

<榊原さま>

意外と言いますか、「えっ!?」と思いました。 すぐには消化しきれないというか、驚きと同時に、不安も感じました。 これが本当になじむんだろうかと・・・。 実は、驚いた理由はもう一つ別にあって、この提案をもらう前に弊社の廣瀬から 「テントを入れたらどうですか?」と言われたことがあったんです。 当時の私は、「それはさすがにアカンやろ」と言ってしまったのですが、 彼はオフィスのトレンドもよく調べていて、徹底的に振り切った方が良いというのと、 研修を自然豊かな場所でやっているので、その要素を社内にも入れたいという意見でした。 もともと所長から「見違えるような休憩所にしてほしい」と言われていたことや、 断ったテント案がまたやってきて、次第にそういう発想もあるんだなと思うようになり、 吉村さんにお任せしてみよう、ということになったんです。

見えるようで見えない。安心できる空間。

見えるようで見えない。安心できる空間。

レイアウトを考える際に、どのような点を工夫されましたか?

 

<吉村さま>

入口からパッと見たときの印象・見え方にこだわりました。 今回デザインさせていただいた休憩所は入口が2か所あるのですが、 最初に見える風景を頭の中で想像して、 ここを見せよう、ここを隠そう、と言うのを決めました。 オープンエリアだったら全部見えてもいいのですが、 みなさんが休憩するリフレッシュルームなので、 入口から見えない場所もある方が安心できると思ったからです。 ただ、全部遮断してしまうと閉塞感や圧迫感が出るので、 スケルトンの棚にしてみたり、観葉植物も少し低めのものを選んだりして、 見えるようで見えない、安心できる空間をつくっていきました。

成功を直感した、社員の思わぬ反応。

成功を直感した、社員の思わぬ反応。

完成した休憩所を見て、どんな風に思いましたか?

 

<榊原さま>

実は、休憩所を作っている段階から、既に驚いたことがありました。 それは、テントを立てる準備をしていたところ、社員たちが窓からのぞき込んできたんです。 一体何をしているのか気になったんでしょうね。 そしてテントが立ち上がった瞬間、「おおお、テント!!なんですかこれ、榊原さん!」 と言われて、注目や関心を集めるという点では成功できたな、と思いました。 ちなみに休憩所が完成した時、最初にテント案を持ち込んだ廣瀬は出張に行っていたのですが、 現地の様子を写真で見て、「これはやりすぎたのでは・・・」と心配したそうです(笑)。 帰社後には、「強面のおじちゃんたちが案外くつろいでる。良かった。」と、ホッとした様子でした。 また、導入を手伝ってくれた松本からは、「最初のころは、利用する人たちも慣れない感じで過ごしていたけれど、 2週間後にはリラックスしているのが目に見えて分かった。なじんでよかった。」と聞いています。

歴史がありながらも、新しいことができる場。

歴史がありながらも、新しいことができる場。

利用者からはどんな反応がありますか?

 

<榊原さま>

会社にはいろんな人がいるので、利用頻度もコメントもさまざまですが、 ポジティブにとらえてもらえていると感じています。 例えば、年齢・性別・役割を超えた交流も見受けられますし、 環境を変えることで、デスクではなかなか言えないような話題も出しやすいようです。 採用を行っている松本からは、「見学に来てくれる学生さんたちは、『わー!!』という反応。 ギャップが大きいんでしょうね。ずっと現場っぽいところを歩いてきたのに、テントがあるから。 印象に残りやすく、採用の武器が1つ増えた。」と手ごたえを聞いています。 また、親会社から出張者が来ると、「休憩所を見せて欲しい」とよく言われます。 うちの会社って意外とこういうことができるんですね、という反応も社内からも貰えているので、 歴史がありながらも、新しいことができるというメッセージにもなっていると思います。 所長も満足してくれましたし、もっと使いやすい空間になるよう、見守っていきたいと思っています。 住友重機械イオンテクノロジー様、オープンデザイン様、ありがとうございました!

矢印 一覧へ戻る

こちらの記事もおすすめ

お役立ち資料 お問い合わせ