組織内の縦割りが強まり、部門間の会話が減っている——そんな空気を感じてはいませんか。
研修を実施しても、その場限りで日常には戻らない。社員が「言われたことだけをやる」姿勢から抜け出せない。エンゲージメント向上に取り組みたくても、何から始めればよいか分からず立ち止まっている担当者は少なくありません。
このコラムでは、エンゲージメント向上の基本的な考え方から、心理的安全性の担保、自律型人材への変革につながる具体的な施策までを紹介します。
組織内の縦割りが強まり、部門間の会話が減っている——そんな空気を感じてはいませんか。
研修を実施しても、その場限りで日常には戻らない。社員が「言われたことだけをやる」姿勢から抜け出せない。エンゲージメント向上に取り組みたくても、何から始めればよいか分からず立ち止まっている担当者は少なくありません。
このコラムでは、エンゲージメント向上の基本的な考え方から、心理的安全性の担保、自律型人材への変革につながる具体的な施策までを紹介します。
エンゲージメント向上とは、社員が組織の目標に共感し、自発的に貢献しようとする状態を高めていくことです。単なる満足度とは異なり、主体的な行動につながる点が特徴です。
エンゲージメントは一度施策を行えば終わりというものではなく、組織文化として根づかせていく継続的な取り組みが求められます。
エンゲージメントが下がる組織には、縦割り構造・情報の断絶・心理的安全性の不足という共通点があります。これらが重なると、社員は発言や挑戦を避けるようになります。
こうした状態を放置すると、社員はいつしか自分の考えを場に出すことをやめてしまいます。
心理的安全性とは、組織の中で自分の意見や懸念を安心して発言できる状態のことです。この土台がないと、どのような施策も表面的な効果にとどまりやすくなります。
心理的安全性が担保されると、社員は自分の考えを率直に伝えやすくなり、結果としてエンゲージメントも高まっていきます。
それには、日々の対話を通じて本音を出し合える関係性を築くことが重要で、この安心感は座学で知識として学んだだけでは根づきにくいものです。実際に本音を出し合い、それが受け止められるという経験を重ねてはじめて、少しずつ醸成されていきます。
座学研修は知識のインプットには有効ですが、行動変容や組織文化の変化までは生みにくい傾向があります。知識として学ぶだけでは、本音を出し合い、それが受け止められるという実践の経験を積む機会にはなりにくいためです。
そこで注目したいのが、自然の中での対話を軸にした体験型のアウトドア研修です。
一例として、スノーピークビジネスソリューションズは幸福学の研究者である前野隆司教授(慶應義塾大学大学院)との共同研究で、屋内会議とアウトドア会議を比較する調査を行っています。
屋内会議とアウトドア会議を実施した際のアンケートをもとに、感情と、主体性・関係性・創造性に与える変化を分析し、プログラムごとの効果も比較した結果、アウトドア会議で「主体的に参加できている」と回答した人は約73%、「チームの一員だと感じる」と回答した人は約77%にのぼり、「発想が広がる」と回答した人も約61%という、ポジティブな変化が明確に示されています。
幸福学の前野教授も驚いたアウトドア会議の効果とは?(https://snowpeak-bs.co.jp/column/13)
エンゲージメントを高める「アウトドア会議」の導入調査資料(無料)は、下記よりダウンロードいただけます▼
自律型人材とは、指示を待つのではなく自ら課題を見つけて行動できる人材のことです。育成には、権限委譲と挑戦を後押しする環境づくりが欠かせません。
こうした積み重ねが、社員の当事者意識を高め、エンゲージメント向上につながっていきます。
エンゲージメント向上は、現状把握・課題設定・施策実施・振り返りというサイクルを回しながら進めることがポイントです。一度きりの取り組みでは定着しません。
エンゲージメント向上に関するよくある質問
Q. エンゲージメント向上とモチベーション向上は何が違うのですか?
モチベーションは一時的なやる気を指すことが多いのに対し、エンゲージメントは組織への共感や貢献意欲を含む、より持続的な状態を指します。そのため、単発の施策よりも継続的な取り組みが求められます。
Q. アウトドア研修のような体験型施策は座学研修と何が違うのですか?
座学は知識のインプットに向いていますが、体験型施策は自然の中での協働や対話を通じて、主体性や関係性を育みやすい点が特徴です。両者を組み合わせることで、学びが行動につながりやすくなります。
Q. 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
組織の状況や施策の内容によって異なりますが、組織文化の変化には一定の時間がかかります。短期的な数値だけでなく、対話の質の変化なども合わせて確認することをおすすめします。