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これからの時代を見据えた、新しい製造工場のカタチ

鉱研工業株式会社様

これからの時代を見据えた、新しい製造工場のカタチ

COMPANY INFORMATION

鉱研工業株式会社 伊勢原工場 icon_link

神奈川県伊勢原市鈴川54-1

ボーリングマシーンの製造や地下開発のエンジニアリング・施工を手がけるトップメーカー鉱研工業様。2022年に新設された伊勢原工場の事務所棟へスノーピーク製品を大規模に取り入れていただきました。
新工場の事務所をキャンピングオフィスにしたのはなぜなのでしょうか。また、どんな効果があったのでしょうか。伊勢原工場で働く製造本部の方に話を伺いました。

 

お客様:鉱研工業株式会社 木村 敦志 様 / 町田かおり 様
(担当:スノーピークビジネスソリューションズ HRS事業部 大塚美樹)
 

ボーリングマシーンの製造、及びエンジニアリング・施工を手がける
ボーリングマシーンの製造、及びエンジニアリング・施工を手がける_2
ボーリングマシーンの製造、及びエンジニアリング・施工を手がける_3

ボーリングマシーンの製造、及びエンジニアリング・施工を手がける

---鉱研工業株式会社さんの事業概要を教えてください。

 

当社は1947年に創業した会社で、従業員数はグループ会社含め240名ほどです。ボーリングマシーン(掘削機械)の設計・製造・販売で国内トップシェアを誇り、豊富なバリエーションで客先ニーズに対応したロータリーパーカッション式ドリルの国内シェアは80%になります。

地下開発のエンジニアリングや施工も手がけており、リニア中央新幹線のトンネル工事やスーパーカミオカンデの建設工事などで高い評価をいただきました。また、温泉開発事業や地下水活用事業、その他多くの地下開発事業を手がけており、国内海外問わず社会基盤整備のためのお手伝いをしています。

事業所は国内各地に9拠点、工場は神奈川県・伊勢原と長野県・諏訪に2拠点あり、ボーリングマシーンの設計・製造は主に伊勢原工場で行っています。伊勢原工場は厚木にあった工場を移転・新設して2022年6月から稼働を始めており、伊勢原工場の新築に合わせて工場の事務所棟にキャンピグオフィスを導入しました。

 

共有スペースのアイデアとして、アウトドア空間を提案

共有スペースのアイデアとして、アウトドア空間を提案

---キャンピングオフィスを導入した経緯を教えてください。

 

伊勢原工場を新築するにあたって、社長から事務所棟の共有スペースのアイデアを考えてほしいと言われました。みんなが休憩したり、雑談したりするスペースなのでリラックスできる空間にしたいと考えて、思い浮かんだのがアウトドアやキャンプのイメージです。自然の中だと心が解放されてリラックスできるので、そういう場所であれば話が弾むだろうと思いました。

実は自宅でもイスはキャンプチェア、ソファの代わりにコットを使うなど、キャンプ用品を家具代わりにしていることもあり、オフィスでも同じように活用できるのではないかと思ったのです。

まずは近所の量販店で何か良さそうなキャンプ用品を揃えようかと思い、色々なメーカーの製品を見ていたところ、スノーピーク製品が目に留まりました。これは共有スペースとの親和性は高いのでは、とすぐにイメージが湧いたのです。店員さんからスノーピークにオフィスの空間提案をするサービスがあると聞いて、スノーピークビジネスソリューションズのホームページにたどり着き、お問い合わせをしたのが最初です。
 

オフィス見学とギアレンタルを経て、オフィス全体への導入を決意
オフィス見学とギアレンタルを経て、オフィス全体への導入を決意_2

オフィス見学とギアレンタルを経て、オフィス全体への導入を決意

---元々は共有スペースをキャンプ仕様にする予定だったんですね。

 

そうなんです。上層部にスノーピーク製品をとり入れた共有スペースの提案をしたところ、面白がってくれて、それなら会議室や食堂にも導入したらどうかと話が広がっていきました。それでスノーピークビジネスソリューションズの大塚さんに相談したところ、キャンピングオフィスを導入している企業のオフィス見学ができるということで、PHONE APPLIさんのオフィスにお邪魔しました。
PHONE APPLI様 導入事例
 

PHONE APPLIさんではスノーピーク製品をオフィスにうまく取り入れていて、事務所で使っても大丈夫なんだなと安心しました。テレワークが進んでいるようで出社している社員の方は多くなく、オフィスがきれいで整然としていることに驚きました。
 

私たちも事務所にスノーピーク製品を導入することを検討してみようと思い、まずはレンタルサービスを利用したのです。テーブルとチェアを借りて、問題なく業務ができるのか、長時間座っていても疲れないかなど、実際に使うことになる社員にも試してもらってアンケートをとりました。
 

その結果、導入予定部署の社員80%がスノーピーク製品を事務所に取り入れたいという意見だったのです。これをもとに社長承認へ上げたところ、これならいけるんじゃないかということで導入が決まりました。通常のオフィス家具より予算を抑えられたことも導入する大きなメリットでした。
 

事務所棟の2階、3階をキャンピングオフィスに
事務所棟の2階、3階をキャンピングオフィスに_2

事務所棟の2階、3階をキャンピングオフィスに

---スノーピーク製品をどのように活用していますか? 

 

伊勢原工場の事務所は3階建てで、2階と3階がキャンピングオフィスになっています。2階には食堂と会議室、出張などで工場に来た営業社員用の控室などがあります。3階は執務スペースで設計部門、管理部門の社員が働いており、各々のテーブルやチェア、共有スペースなどもすべてスノーピーク製品を採用しています。
 

3階の共有スペースでは、想定していた通り社員がくつろいだり、資料を広げて仕事の話をしたりしていて、いいコミュニケーションスペースになっています。レイアウトをすぐに変えられるのでちょっとしたミーティングもすぐにできますし、そういったことが仕事のスピード感につながってくるのではないでしょうか。焚火台を置いている場所が一番人気で、焚火(イミテーション)を見ながら社員同士で語り合っている姿も見られます。
 

2階の食堂も人気があって、昼休憩の時間は早めに行っても席が埋まっていることがよくあります。休憩しながら他部署の方と交流している様子もよく見かけますよ。食堂と会議室の壁を取っ払って全社会議をすることがあり、そこにもすべてスノーピークのチェアやテーブルを使用し会場をつくりました。
 

目指したのは、時代に適応し、社員が成長できる職場づくり
目指したのは、時代に適応し、社員が成長できる職場づくり_2

目指したのは、時代に適応し、社員が成長できる職場づくり

---キャンピングオフィスを導入して変わったこと、よかったことはありますか?

 

一番変わったのは整理整頓やペーパーレス化が進んだことです。オフィス家具とは違って袖机などはなく、引き出しもないので、引っ越しのタイミングで個人の荷物を思い切って整理してもらったんです。以前の工場では、机の上に書類が溜まっていく状態だったのですが、若手社員が率先して紙のファイルをスキャンして整理してくれて、8割くらい紙は減ったと思います。製造工場となると図面が必要ですので、図面を紙ではなくデータに移行するというのは勇気がいることでした。
 

これからは工場でもICTが進み、仕事のやり方はどんどん変わっていきます。今回の工場移転を機に、これからの時代に適応する環境をつくって若い人たちに引き継いでいきたいという思いもありました。
 

もう一つよかったのは、やはり配置換えが自由にできることです。状況や目的に応じて、みんなが場所を主体的につくったり選んだりできること、また非日常の空間で働くことで新しい発見をしたり、オープンに意見交換をして自分の考えを表現していければ、若手社員はもっと成長できると思います。

「この工場で働きたい!」そう思ってもらえる場所にしたい

「この工場で働きたい!」そう思ってもらえる場所にしたい

---新しい工場にこれから期待するのはどんなことですか? 

 

設計部門でいうと、キャンピングオフィスを取り入れたことで新しい発想でいい製品を生み出していってくれることを期待しています。また、このままペーパーレス化が進めば、セキュリティやネットワーク環境なども整備して、ゆくゆくはフリーアドレスやリモートワークなど、自由に働ける環境を構築していけたらいいなと思います。
 

そして、せっかくアウトドアグッズが揃っているので、休みの日に家族を招待して映画鑑賞会や工場見学などのイベントを企画したいです。伊勢原工場の周りは自然豊かでトレッキングスポットもあるので、アウトドアのイベントもいいですね。工場に遊びに来たお子さんに、将来この工場で働きたいと思ってもらえたら嬉しいです。
 

人材採用の面でも、リラックスできて明るいオフィスだということをこれからはアピールしていきたいと思っています。
 

 

-- 鉱研工業株式会社様、取材のご協力ありがとうございました!

 

>>オフィス空間提案についてはこちら

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