■IDとパスワードだけでは会社を守り切れない
「Microsoft 365」の利便性を享受する一方で、情報漏えいリスクへの対策は万全でしょうか?
多くの企業が採用しているIDとパスワードによる認証のみでは、サイバー攻撃やヒューマンエラーによる不正アクセスを完全に防ぐことは難しいのが現実です。
・パスワードリスト攻撃の脅威: 他で流出したパスワードを使って、Microsoft 365 アカウントへのログインを試みる攻撃です。
・なりすましのリスク: 従業員のパスワードが漏れた場合、攻撃者による「なりすまし」で、機密情報が簡単に抜き取られてしまいます。
リソースが限られる中小企業だからこそ、一つのアカウントが突破されることのダメージは甚大です。
◆Microsoft 365 多要素認証でセキュリティレベルを飛躍的に向上
この脅威に対する最も効果的で基本的な対策が「多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)」です。
多要素認証とは、簡単に言えば「2つ以上の異なる要素を組み合わせて本人確認を行う認証方式」のことです。
従来の「知識情報(パスワード)」だけでなく、「所有情報(スマートフォンなど)」や「生体情報(指紋、顔など)」を加えることで、セキュリティを大幅に強化します。
たとえパスワードが漏れても、攻撃者は「あなたのスマホ」を持っていない限りログインできないため、不正アクセスを防ぐことができます。
★具体的メリット:安心感とIT運用管理の効率化
Microsoft 365 多要素認証を導入することで、以下のようなメリットが得られます。
・セキュリティレベルの向上: 不正アクセスによる情報漏えいリスクを最小限に抑え、会社の信用を守れます。
・従業員の安心感: リモートワーク環境でも、社員が安心してMicrosoft 365を利用できます。
・IT担当者の負荷軽減: 不正アクセス対応や緊急対応の頻度が減り、本来の業務に集中できます。