「重要なセキュリティポリシーの策定中に、チャットの通知音が鳴って思考が中断されてしまった」
「システムトラブルの対応中なのに、別の問い合わせが来てパンクしそうになった」
たとえば情報システム部門のように、問い合わせが集中しやすい現場では、こんな経験はないでしょうか?
Microsoft 365の導入によってコミュニケーションは円滑になりましたが、逆に「いつでも連絡が取れる」という状況が、本来集中すべき業務の妨げになってしまうことがあります。特にIT担当者は社内の「駆け込み寺」になりがちで、通知が鳴り止まないことも多いはずです。
そこで今回は、Microsoft Teamsの基本機能でありながら、意外と使いこなせていない「Teams ステータス」と「Teams ステータスメッセージ」を活用して、自分の時間を確保しつつ、円滑なコミュニケーションを維持する方法を解説します。
添付の画像を使いながらステップバイステップで説明しますので、今日からすぐに実践し、社内にも展開できる内容です。
02.【実践編】相手に状況を伝える設定ステップ
ここからは、実際にTeamsの画面を見ながら設定方法を解説します。
今回は、「集中したいので通知を止めたいが、相手には失礼にならないように理由を伝えたい」という場面を想定します。
1. 現在の状態(ステータス)を変更する
まず、自分のアイコンをクリックして現在の状態を確認します。
デフォルトでは「連絡可能(緑)」になっていますが、ここをクリックすることでステータスを変更できます。
(※Outlookの自分の予定とも自動連動しています)
▼自分のアイコンをクリックし、ステータス一覧を表示します
4. 具体的なメッセージと期間を設定する
入力画面が表示されたら、具体的な状況を入力します。
例えば、「1/21 - 1/23:広島に出張のため連絡が遅れます。」や、「15:00まで集中作業中です。緊急時は携帯へお願いします」などを記載します。
ここで重要なのが、「他のユーザーが自分にメッセージを送るときに表示する」にチェックを入れることです。
これにより、相手があなたにチャットを送ろうとした瞬間に、このメッセージが表示されます。
▼「他のユーザーが自分にメッセージを送るときに表示する」にチェックを入れるのがポイント
最後に「完了」を押せば設定終了です。これで、「通知は来ない」かつ「相手には事情が伝わっている」という、理想的な集中環境が整います。
03.Teams ステータス活用の3つのメリット
この設定を行うことで、以下の3つのメリットが生まれます。
1. 「深い集中」時間の確保(生産性向上)
強制的に通知を遮断することで、タスクの処理速度が格段に上がります。IT予算の策定やログ解析など、ミスが許されない作業の品質向上にもつながります。
2. 心理的負担の軽減
「すぐに返信しなきゃ」というプレッシャーから解放されます。ステータスメッセージで事前に「遅れる」と伝えているため、返信が遅れても相手に不快感を与えません。
3. チーム全体のコミュニケーションリテラシー向上
自身がこの機能を活用することで、チームメンバーにも「集中する時間はチャットをオフにしていいんだ」という安心感を与えられます。結果として、メリハリのある働き方が組織全体に浸透します。