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無料なのにここまでできる!
Copilot Chatの活用について

無料なのにここまでできる!
Copilot Chatの活用について

「自社サービスのキャッチコピーを考えておいて」

「○○について調べて、分析結果をWordにまとめて提出して」

――もし上司からこのような依頼がきたら、あなたはどう対応しますか?

 

自分の専門外の分野だったり、周囲に頼れる人がいなかったりする場合、「とりあえず検索してみよう」と思う方も多いのではないでしょうか。

 

私自身、なんとなく検索を始めた結果、時間ばかりかかって、結局成果が出なかったという経験があります。

 

こうした課題を解決するために、今注目されているのが生成AIの活用です。

なかでも、Microsoft 365 ユーザーであれば無料で使える「Copilot Chat」は、リサーチや資料作成の手間を大幅に減らしてくれる心強い味方です。

01.実は、Copilot Chatは無料で利用できます

Microsoft 365 Copilot の有料契約とMicrosoft 365 を契約しているだけで利用できる機能の違いをご存知ですか?
 

以下がMicrosoft 365 Copilot を有料契約する場合と、Microsoft 365 を契約しているだけで利用できる機能の比較表になります。(2025年6月時点)

簡単にまとめると、企業向けAIチャットツールは、Microsoft 365 を契約しているだけで「Copilot Chat」という機能を用いて利用することができます!

02.Copilot Chatの使い方

最新のアップデートにより、Microsoft 365 にログインすると、

「Copilot Chat」の機能ページが自動的に開くようになっています。

ここで、上司から依頼されている「自社サービスのキャッチコピー」について聞いてみます。

そうすると、このように5つのアイデアを瞬時に返答してきます。

そのため、「なんとなく検索しただけで時間ばかりかかり、結局成果が出なかった……」という事態を避けることができます。

 

さらに、返ってきた回答に対して追加の質問をすることで、より正確で実用的なアウトプットに仕上げることも可能です。

 

そこで何より重要なのが、「Copilot Chat」を最大限に活用するためのプロンプト(入力文)の書き方です。


次の章では、効果的なプロンプト設計のポイントをご紹介します。

03.プロンプトにはお作法(書き方)があります

プロンプトとは、AIにしてほしいことを端的に伝える「指示文」のことです。
例えば先ほど、「自社サービスのキャッチコピーを5つ考えて」とCopilot Chatに依頼しました。これがプロンプトです。

すでにCopilot Chatなどの生成AIを使っている方の中には、こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

・質問はしたけれど、思っていたのとは違う答えが返ってきた
・意図していた内容とズレた回答になってしまった

 

Microsoft社では、効果的なプロンプト作成のための4つのポイント、いわば“お作法”を提唱しています。
 

・目標(何を達成したいのか)

・コンテキスト(背景情報や状況)

・発生元(誰からの依頼か)

・期待(どのような出力を求めているか)

そこでお作法に沿って、「自社サービスのキャッチコピー」を作成するプロンプト例を工夫してみましょう。

 

<プロンプト例>

“あなたは、当社サービスのPR担当者です。商品コンセプトに沿って、顧客にポジティブな印象を与える短いキャッチコピーを5つ考えてください。キャッチコピーは、覚えやすく印象に残るものとし、前向きなメッセージを意識してください。”

そうすると、より質の高い回答が返ってきます。

このようにプロンプトの書き方次第で、回答の質や自分が求めている回答までたどり着く時間が変わってきます!

 

ただし、最初からこの「お作法」に沿ってプロンプトを作成するのは、ややハードルが高く感じられるかもしれません。
そんなときは、Microsoft社が提供しているプロンプトのテンプレートを活用してみるのがおすすめです。

テンプレートを使いながら少しずつコツを掴んでいけば、自然とプロンプトの書き方に慣れていきます。
結果として、これまで時間をかけていた思考整理やリサーチの工程を、大幅に効率化することが可能になります。

 

 

▼プロンプトテンプレート集

Copilot プロンプト ギャラリー

04.まとめ

”試して知る”が最速の近道です!

 

Copilot ChatはMicrosoft 365 に無償で組み込まれており、今日から追加費用ゼロで“検索・要約・ドラフト作成”を対話形式で完結できます。

検索に費やしていた時間を企画立案や意思決定に回せるため、生産性は一気に跳ね上がります。

こうした効果を実務で再現する鍵は“目標・コンテキスト・発生元・期待”を押さえたプロンプト設計が重要です。
 

さらに有料版Copilotを使えば、社内の資料や会議メモをまとめて調べて、そのままWordやPowerPointに落とし込むことができます。
 

 

「無料版から有料版へ切り替える適切なタイミングはいつか」

「活用範囲を個人だけではなく社内に浸透させたい」

といった疑問や課題をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

鈴木 誉人(すずき・たかと)
Profile

鈴木 誉人(すずき・たかと)

WIS事業部 チーフ

日本マイクロソフトの業務従事者に抜擢され、クラウドパートナーの販売強化支援業務に従事。Microsoft 365およびクラウドセキュリティのコンサルタントとして多数の支援実績がある。

鈴木 誉人(すずき・たかと)
Profile 鈴木 誉人(すずき・たかと)

WIS事業部 チーフ

日本マイクロソフトの業務従事者に抜擢され、クラウドパートナーの販売強化支援業務に従事。Microsoft 365およびクラウドセキュリティのコンサルタントとして多数の支援実績がある。

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