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Snow Peak DX

スノーピークは衣食住働遊の幅広い領域で、
DXの推進によりビジネスを加速しています。

スノーピークビジネスソリューションズは「働」事業を担うとともに、
ITコンサルティング会社として数々の企業でIT導入・定着支援をし、
現場課題を解決してきたDNAを投入。
スノーピークグループのDXを共に推し進めてきました。

今ではグループ全体で、400を超えるDXプロジェクトに取り組んでいます。

  • 01 PROJECT

    社内コミュニティ
    プラットフォームの構築

    社内コミュニティプラットフォームの構築

    スノーピークビジネスソリューションズの前身であるハーティスシステムアンドコンサルティング時代に取り組んだのは、社内コミュニティプラットフォームの構築です。スノーピークは、以前よりSNS活用やコミュニティ運営など、ユーザーとの接点としてデジタルを使いこなす風土がありましたが、社内のコミュニケーション基盤の整備は手つかずになっている部分がありました。

    課題として見えていたのは、社内のコミュニケーションツールが多岐にわたり煩雑になっていること、急速な事業拡大と人員増加により、店舗スタッフや内勤など社員の属性や所在地が多様になっていること、そして、自社の存在意義を全社員で共有し、同じ方向を向くことを大切にしているスノーピークにとって、コミュニケーションの円滑化は何より重要であるということです。

    検討の結果、各アプリケーションがシームレスにつながるMicrosoft365を社内コミュニケーションのプラットフォームとして取り入れました。また、私たちが開発したコミュニケーションツール「Conova®」を各社屋に導入し、異なる拠点にいる社員同士がリアルタイムでつながる環境を整えました。これらにより、衣食住働遊、地方創生という各事業ドメインで業務効率がアップし、コミュニケーションの量と質の向上が見られるようになりました。

  • 02 PROJECT

    基幹システムの導入・
    運用定着支援

    基幹システムの導入・運用定着支援

    2019年にスノーピークと完全に合併し、スノーピークと共に取り組んだのは、デジタル変革の基盤となる基幹システムの立ち上げです。システムを立ち上げる際に、どの企業でも課題となるのはシステム側と実際にシステムを使う現場に生じる距離感です。私たちは長らく現場の課題解決コンサルティング、システム導入を手がけてきた経験とノウハウを生かし、システムと現場の間に入るマネジメントを担いました。

    そのときに行ったのは、「アウェアネスメソッド」と呼んでいる独自の課題発見プロセスです。そのコアとなるのは業務分解。現場目線に立って正確に現場を把握して業務を細分化し、解決するべき本質的な課題がどこにあるかを見つけた上で、トータル設計を行います。

    システム構築段階においては、外部ベンダーとの関係性強化にも努めました。対話を大切にし、スノーピークが基幹システムの構築をする背景や意図、その先に見据える未来像を共有し、一つのチームになれる関係性づくりをしました。現在では基幹システムの整備が進み、守りから攻めのシステム構築へとフェーズを移行し、各事業のさらなる成長や海外進出に向けて、戦略的なプロジェクトを進めています。

  • 03 PROJECT

    店舗DX、および新店舗・
    新施設の立ち上げ支援

    店舗DX、および新店舗・新施設の立ち上げ支援

    私たちの「アウェアネスメソッド」は、店舗におけるDXや新店舗・新施設の立ち上げの際にも生かされています。2020年には全国各地にある直営店舗へ出向き、店舗スタッフへ業務ヒアリングを行いました。その中で課題として上がったのは、店舗運営のデジタル化です。特に客注管理は属人化しており、システム整備は後回しになっていました。そこで客注を一元管理ができるシステムを導入し、定着までをサポート。店舗スタッフの工数を70%削減しました。

    また、データの収集・分析・可視化ツール「DOMO」を店舗に導入し、店舗の売上データの管理業務を自動化しました。データの可視化に優れたシステムのため、売上データを店舗別、製品別、期間別などあらゆる軸からリアルタイムに分析でき、次の一手に生かすことが可能となりました。

    さらに、スノーピークはLAND STATION HAKUBA、FIELD SUITE SPA HEADQUARTERSなど、これまでにないコンセプトの新施設を続々とオープンしています。業態が増えて事業が複合的になるにつれて、求められるシステム側の新しい試みにも対応し、既存のシステムと新しい手法を組み合わせたスキームづくりや導入・定着に向けての取り組みを共に行っています。

  • 04 PROJECT

    イベント運用支援

    イベント運用支援

    イベント運用でもデータ分析ツール「DOMO」を活用し、ユーザーが安心できる仕組みづくりを実現しています。例えば、毎年春と秋に、ユーザーや地域の方々への感謝を表すイベントとして実施している「雪峰祭」。コロナ禍での開催となった2020年度以降、密を回避しながら安心安全に実施することが求められています。そこで、イベントの来場者数や混雑具合をエリアごとにリアルタイムでモニターに表示し、可視化しました。来場者は今どこが混雑しているのかひと目で分かり、密を避けた行動をとりながら、安心してイベントを楽しむことができます。

    さらにオンラインで楽しめるコンテンツを数多く用意し、ECサイトでもイベント限定アイテムの販売や特別セールを開催。現地に行かなくてもイベントを見学できるライブ配信、自宅から参加できるワークショップなども行いました。

    これらのデジタル施策は、スノーピークの情報システム部門とスノーピークビジネスソリューションズのIT人材が一緒になってDX推進体制を組んでいることで実現しています。これからも、衣食住働遊、地方創生などのあらゆる場面で自然と共生する体験をユーザーに提供するため、テクノロジーの可能性を探っていきます。

  • 05 PROJECT

    新会員制度、及び
    ポイント付与制度の
    システム構築支援

    新会員制度、及びポイント付与制度のシステム構築支援

    スノーピークは2022年4月、会員制度をリニューアルしました。その目玉は、ライフバリューポイントの導入です。これまで製品の購入額によって会員ランクが設けられていましたが、新制度では製品購入に加えてキャンプ場や飲食店の利用など、スノーピークが提供する野遊び体験をすると会員ランクに反映され、ライフバリューポイントがたまる仕組みになっています。そもそもスノーピークの会員制度には、自然と共生する体験への感謝や称賛を表したいという意図があり、その想いをより体現する設計へとリニューアルしたのです。

    スノーピークビジネスソリューションズは会員制度リニューアルの事務局と共に、新制度に対応するシステム構築に向けて動きました。既存のシステムでは変更に大きな開発コストと期間がかかることが分かり、より柔軟性の高いシステムに変更し、さらにAIやデータ分析のモジュールを組み込みやすい基盤を整えました。

    このリニューアルにより顧客行動のデータを一元化でき、より価値の高いサービスを提供できるようになりました。今後は衣食住働遊、地方創生など、あらゆる事業カテゴリーで提供している自然との共生体験をポイントとして価値評価し、世界中の人が豊かな体験をしてライフバリューを高める未来をつくっていきたいと考えています。

  • 06 PROJECT

    DX推進のベースとなる
    組織力強化

    マネージャー研修・中途社員研修

    スノーピークDXの最大のポイントは「人」にあります。いくら技術が高く優れたデジタル手法を採用しても、それはあくまで手段なのです。どう定着させ、生かしていくかは「人」にかかっています。重要なのは、関わるメンバーがDXによって何を実現したいのかを共有し、同じ方向をみていること。メンバーの良好な人間関係がなければ、どんな組織においてもDXはうまくいきません。

    そこで取り入れたのは、スノーピーク社員のためのアウトドア研修です。ビジョン共有、自然価値の体験、自社サービスの本質的な価値をキャンプを通してより深く理解するとともに、研修を通して社員同士の関係性の質を高め、DXがうまくいく基盤の構築を行っています。

    DXに限らずとも、社員一人ひとりが主体的に行動するマインドを持ち合わせていないと、これからの時代に企業は生き残ることができません。健全に成長する組織づくりを目指し、これからも人材課題に向き合っていきます。

アウトロ画像

ここまで、スノーピークと共に取り組んできた
数々のDX施策をご紹介しました。

どのプロジェクトにおいても、一貫して大切にしているのは
「本質的な課題と向き合う」こと。
そして、良好な人間関係の構築に努めることです。

これからも自然とテクノロジーの力で
自然と人、人と人とのつながりを支援していきます。

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