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拠点を超えて互いを理解し、個の力をチームの力へ

ブラザー販売株式会社様

拠点を超えて互いを理解し、個の力をチームの力へ

COMPANY INFORMATION

ブラザー販売株式会社 icon_link

愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号

プリンターやミシンなど、ブラザー製品の国内マーケティングを担うブラザー販売株式会社様。今回は拠点間の連携強化や相互理解を目的に、東京支社のビジネスソリューション推進部、名古屋本社のマーケティング推進部から役員3名を含む23名が参加して、1泊2日でアウトドア研修が行われました。
舞台はCAMPING OFFICE HAMANAKO(静岡・浜松)。伸びやかなアウトドア空間の中で真摯に話し合い、プログラムを通して得た気づきは、次の行動につながっています。

 

お客様:ブラザー販売株式会社

ビジネスソリューション推進部 BtoBマーケティングGマネージャー 斉藤浩二 様
 

(担当:スノーピークビジネスソリューションズ HRS事業部 鈴木駿平)

ブラザー製品の国内マーケティングを担い、BtoC・BtoBビジネスを展開

ブラザー製品の国内マーケティングを担い、BtoC・BtoBビジネスを展開

---ブラザー販売株式会社さんの事業概要を教えてください。

 

ブラザー販売株式会社はブラザー工業の100%子会社として、ブラザー製品の国内の販売とマーケティングを担っています。

 

事業は大きく2つの柱からなり、家庭や企業向けのレーザープリンターやインクジェットプリンター、複合機、ラベルプリンターなどプリンティング製品を扱う情報機器事業と、家庭用ミシンを中心としたソーイング関連の製品とサービスを扱う「ホームファッション機器事業」を展開しています。また、昨今ではそのボーダーを越えるビジネスとして、Tシャツなどに印刷するアパレル業種向け衣類用プリンターなども提案を強化しています。

 

拠点は北海道から福岡まで全国8カ所に置き、“At your side.”の精神のもと、きめ細かいマーケティング活動を展開。BtoCとBtoB、どちらの領域においてもお客様の声を製品やサービスに反映し、より良い製品やサービス、ソリューションを提供していくのが我々の仕事です。

拠点間の連携を強化し、意見の統一を図っていく

拠点間の連携を強化し、意見の統一を図っていく

---アウトドア研修を実施することになった経緯を教えてください。

 

弊社ではBtoB事業が拡大していく中で、7年程前に東京支社にビジネスソリューション推進部を立ち上げました。当部では、マーケットインの製品を市場に投下するために、幅広い業種や市場を見ながら、さまざまなニーズや売り方を探るマーケティング活動を行っています。

 

一方で、名古屋本社にも商品企画に関わるマーケティング推進部があり、複数の部門で多くの人がマーケティングに介在することで、何が最優先課題なのかが見えにくい状況が生まれていました。親会社であるブラザー工業にお客様の声を伝え、製品の改良に反映させていくためには、まず社内の意見を一つにまとめることが重要です。そこで互いの業務や背景の理解を深め、連携を強化しようと、東京と名古屋2部署の社員による研修を行うことにしたのです。

 

社内では人事部門が年次や職級に応じたさまざまな研修を用意しています。また、選択研修として個人がそれぞれ選んで受けることができる研修もあります。ただ、グループや部門単位での研修は、実はそこまで行われていませんでした。

 

そこで、2部署で実施する研修を検討したときに、今回は参加メンバーがオフの日の状態に近い形で研修してみるのはどうかと考えたんです。我々は、ゼロからイチを生み出すビジネスに挑戦しており、その意味でもキャンプや焚火を取り入れたアウトドア研修は、まったく新しいチャレンジにもなると判断しました。

自分を素直に開示し、互いの業務や仕事観を理解
自分を素直に開示し、互いの業務や仕事観を理解_2

自分を素直に開示し、互いの業務や仕事観を理解

---研修プログラムの内容について教えてください。

 

弊社の場合、社員同士、普段のコミュニケーションは取れています。ただ、面と向かって仕事の話を深く突っ込んだり、仕事上の悩みや喜びなどを自ら開示したりする機会があまりないんですね。そこで今回のアウトドア研修を、それぞれの仕事の話を聞き、「この人はこんな考えを持っていたのか」という気づきを得る機会にしたいとスノーピークビジネスソリューションズ(以下、SPBS)さんに伝え、個人ビジョンシェアリングやアイデア発散ワークを盛り込んだ研修プログラムを構築していただきました。

 

研修初日、まずは部署や入社時期などが混ざり合うように参加メンバーを3チームに分け、テント設営から始めたわけですが、ゲーム性を持たせたこともあって、チームで和気あいあいとコミュニケーションを取りながら共同作業に取り組んでいました。運営サイドは初めてのことなので不安もありましたが、スムーズに設営できている様子を見て安心しました。

 

続く個人ビジョンシェアリングでは、こちらの想像以上に業務内容や仕事観を素直に話してくれて、それぞれの仕事の背景、前職の仕事内容なども共有できたようです。アウトドアという環境もあって開放的になっていたのでしょう。その後のBBQや焚火トークもとても良い雰囲気の中で行われ、BBQ中はみんなテンションが高く、おおいに会話も食事も、もちろんお酒も進みました。

満月の明かりに照らされ、今と未来を真剣に語り合った夜
満月の明かりに照らされ、今と未来を真剣に語り合った夜_2

満月の明かりに照らされ、今と未来を真剣に語り合った夜

---特に印象的だったと感じるシーンをお聞かせください。

 

印象的だったのは、役員3人との語らいの場とした焚火トークです。BBQから焚火トークに切り替わった瞬間、役員のメッセージに真剣に耳を傾けようとメンバー全員の表情がスッと変わりました。弊社はトップと社員の距離が近く、話をする機会がないわけではないのですが、アウトドアという環境で改めてトップの考えを聞くことで、今の課題や未来の展望などを再確認できたのではないかと感じています。後日、参加メンバーに話を聞いても、満月の下、焚火を囲んで語り合ったこの夜のシーンが心に強く刻まれているようです。

 

2日目は、「マーケター/インフルエンサー宣言」と題したアイデア発散ワークを行いました。例えば、「ゼロからイチのビジネスをつくるために自ら前に出る」「人と人をつなげるプラットフォーマーになる」「気づきをフィードバックするインフルエンサーに」など、なりたい自分を宣言するものです。そこに、自分の課題や取り組みたい内容をシートに書き込むのですが、多くのメンバーが新しいことにチャレンジしたいと宣言してくれました。

 

こうした各自の課題や取り組みに対し、他メンバーが自分の視点からフィードバックを書き込むのも、非常に良かったですね。上長との1on1は定期的に行っていますが、やはり同じ人からのフィードバックが多くなります。しかし、今回は部署や考え方の異なる複数のメンバーからアドバイスが得られ、大いに刺激になったはずです。また、個人的には同じグループの所属メンバーが、普段、私が話している内容を書いてくれていて、想いがきちんと伝わっていることがわかり、それはとても嬉しかったですね。

レベルアップを図るために、自ら初めの一歩を踏み出す
レベルアップを図るために、自ら初めの一歩を踏み出す_2

レベルアップを図るために、自ら初めの一歩を踏み出す

---アウトドア研修後、どのような効果を感じましたか?反響はいかがですか。

 

他部署や他グループのメンバーから「1on1をお願いしたい」「仕事について相談したい」と要望が寄せられ、アウトドア研修後に参加メンバーの行動が変化してきたことを感じます。普通は何かあれば自分の上司に相談するのですが、その当たり前の概念を超えて、自身の仕事のレベルアップのために、新しい視点や違う声を集めたい、他の人にも聞いてみようと気持ちが生まれているのでしょう。自ら第一歩を踏み出し、行動を起こせるか否かで成長が違うと思うので、この変化は大きいと思います。

 

参加メンバーからは、「他部門と合同で実施することで、関係性が深まり、信頼感が高まった」「自分の中にあるものをアウトドア空間の力を借りて、アウトプットすることができた」「自分の強みや周りから期待されていることを改めて知ることができた」など好評の声が多数寄せられています。

 

また、マネジメント側としては、参加メンバーそれぞれが自信を持って業務に取り組んでいることがわかり、自己肯定感の高さも感じられました。そうした社員の特性を、今後のマネジメント業務で生かす視点が得られた点も良かったと思っています。

アウトドア研修の反響を突破口に、次へつなげていきたい

アウトドア研修の反響を突破口に、次へつなげていきたい

---今後の展望についてお聞かせください。

 

今年はコロナ禍を経て、会社全体の強化すべきポイントとして部門間の連携やコミュニケーションが課題として出てきたので、アウトドア研修などを通じて一層の連携を図ってきました。来年はそれぞれのミッションをやり切るために、私自身は凡事徹底が大切だと思っています。

 

そのための教育研修はさまざまなものが考えられますが、今の組織の課題を考えたときに、講師を招いてインプットの後にアウトプットする形式よりも、今回のようにオープンな場所でいろいろな交流が生まれる形の方が良いのではないかと思っています。

 

初めてのアウトドア研修は、SPBSさんのご協力で何の問題もなく終えることができました。非常にインパクトの強い内容で参加者からの反響も大きく、それぞれが良い経験ができたのではないかと実感しています。人事部からは新入社員研修で利用したいという声も挙がるなど、他部署での活用も検討しているところです。私自身の中では次の研修のアイデアも浮かんでおり、アウトドア研修を突破口に新しい研修を生み出せるのではないかという期待を持っています。

---ブラザー販売様、取材のご協力ありがとうございました!

 

>>アウトドア研修について詳しくはこちら

スノーピークビジネスソリューションズ担当者のコメント

鈴木駿平
HRS事業部

鈴木駿平

2拠点間の相互理解を軸に、よりビジネスを意識した「個人ビジョンシェアリング」や「アイデア発散ワーク」を企画しました。トップメッセージを伝える焚火トークでは、役員の方々の言葉に集中できる場づくりに注力し、ライティングなども緻密に計算して空間を演出。月明りの下で、役員と若手社員の皆さんが意見を交わす様子は感動的で、担当者としてもこの場に立ち合えて嬉しかったです。ご担当の斉藤様には現場でも全面的にご協力いただき、心より感謝申し上げます。

鈴木駿平
HRS事業部 鈴木駿平

2拠点間の相互理解を軸に、よりビジネスを意識した「個人ビジョンシェアリング」や「アイデア発散ワーク」を企画しました。トップメッセージを伝える焚火トークでは、役員の方々の言葉に集中できる場づくりに注力し、ライティングなども緻密に計算して空間を演出。月明りの下で、役員と若手社員の皆さんが意見を交わす様子は感動的で、担当者としてもこの場に立ち合えて嬉しかったです。ご担当の斉藤様には現場でも全面的にご協力いただき、心より感謝申し上げます。

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