「メールはきちんと届くもの」——そんな前提が、これから少しずつ変わっていきそうです。
2024年2月から、GoogleやYahoo!では、1日5,000通以上のメールを送信するドメインに対し、SPF・DKIM・DMARCの設定が必須となりました。これらの設定がされていないと、メールが届きにくくなったり、迷惑メールとして扱われる可能性があります。
実際、こうした動きにあわせて、日経225企業ではDMARCの導入率がわずか3か月で68%から85.8%にまで伸びています。
さらに、Microsoftも2025年5月からOutlook宛の大量メールに対して、同様の認証要件を段階的に導入すると発表しています。
こうした背景から、たとえMicrosoft 365を使用していても、DMARCが未設定であれば、メールは届かない・迷惑メール扱いになるといった問題が発生しやすくなっています。