スノーピークビジネスソリューションズ代表の坂田です。
このコラムでは、私たちの会社が大切にしている価値観や目指す未来について、みなさまにお伝えしていきたいと考えています。
読んでくださった方にとって、新たな「気づき」となり、日々の暮らしや働き方がよりイキイキとワクワクするものになれば幸いです。
スノーピークビジネスソリューションズ代表の坂田です。
このコラムでは、私たちの会社が大切にしている価値観や目指す未来について、みなさまにお伝えしていきたいと考えています。
読んでくださった方にとって、新たな「気づき」となり、日々の暮らしや働き方がよりイキイキとワクワクするものになれば幸いです。
テクノロジーの進化は、私たちの働き方を大きく変えてくれました。
時間や場所にとらわれず、メールやチャットで即座にやり取りができるようになり、業務のスピードも飛躍的に向上。
複数のタスクを同時にこなすマルチタスクも一般的になり、生産性という面では大きな恩恵を受けています。
一方で、その便利さの裏にある「見えづらい代償」にも目を向ける必要があります。
たとえば、人との対話の時間や、感情を共有する瞬間、そしてふと立ち止まって考える余白。
そうした“人間らしい働き方”に欠かせない要素が、少しずつ削られてきているように感じています。
スノーピークビジネスソリューションズでは、「人からITを考える」という視点を大切にしています。
私たちが目指しているのは、テクノロジーによる単なる効率化ではなく、“人間らしく働く”ためのテクノロジーの活用です。
たとえば、業務をITの力でシンプルにしながらも、チームで焚火を囲んで語らう1時間に価値を見出す。
この両者は、どちらも「働く」という営みの中で、等しく意味のある時間です。
もちろん、仕事にはスピードや成果が求められます。
日々の業務を効率よくこなすことは、会社の成長に直結する大切な要素です。
実際、Microsoftのミッションにもそれが表れています。
"Empower every person and every organization on the planet to achieve more."
(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)
私たちも、テクノロジーが人や組織の可能性を拡げる存在であることに共感しています。
しかしそれと同時に、働く中でこそ必要な「焚火を囲むような対話の時間」も大切にしたいのです。
この時間は、役職や肩書を超え、フラットに向き合い、心を通わせるひととき。
そんな関係性の中でこそ、チームは本当の力を発揮し、深い信頼と創造性が育まれていきます。
業務の効率化ばかりを追い求めると、私たちは次第に「この仕事の本当の意味」「お客様に提供すべき最高の体験」「仲間たちが生き生きと働けているか」といった本質的な問いを見失いがちです。
だからこそ、私たちは健全に“バランス”を取ることを大切にしています。
テクノロジーによって生まれた時間を、対話やつながりに変えていく——
そのことが、現代の働く人たちにとって、心身のバランスを取り戻すカギになると考えているのです。
私たちが提供する自然体験型のプログラムや、オフィスにおける焚火のような対話の機会は、チームの結束を深め、新たな価値を共に創り出す原動力になります。
そうした“人間らしい営み”と“テクノロジーの力”の両立が、これからの企業に求められる姿だと思っています。
健全な人間関係のある組織では、テクノロジーの使われ方も変わっていきます。
ただの連絡手段ではなく、思いやりや感謝が伝わる温度感のあるコミュニケーションツールへと進化していくのです。
同じテクノロジーでも、それを使う人や組織の在り方次第で、その意味と効果は大きく変わります。
テクノロジーは、人間らしく働くための無限の可能性を秘めたツールであると、私たちは信じています。
“働く人の目の輝き”が戻る社会を、テクノロジーと自然の両輪で創り出す。
そんな未来に向けたスノーピークビジネスソリューションズの挑戦に、どうぞご期待ください。