◾️ 7S(マッキンゼーの7S)
マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントらによって提唱されたフレームワークです※1。組織を構成する7つの要素を「ハード要素」と「ソフト要素」に分けて整理する点が特徴です。
ハード要素(比較的、組織として設計・変更しやすい)
- ・ Strategy(戦略):事業の方向性や競争優位の源泉
- ・ Structure(組織構造):部門編成や指揮命令系統
- ・ Systems(システム):評価制度、業務プロセス、意思決定の仕組み
ソフト要素(人や組織文化に関わり、短期間では変化させにくい要素)
- ・ Shared Values(共通の価値観):組織として大切にする価値観や理念
- ・ Skills(スキル):組織として持っている強みや専門性
- ・ Staff(人材):人員構成や人材育成のあり方
- ・ Style(組織文化):意思決定の仕方やコミュニケーションの風土
このモデルの価値は、「7つの要素は相互に影響し合う」前提に立っている点にあります。評価制度(Systems)を変更しても、組織文化(Style)や価値観(Shared Values)が伴わなければ、現場には定着しません。
「制度は変えたものの、組織文化が十分に変化していない」といった要素間のズレにも気づくことができます。
◾️ タックマンモデル
心理学者ブルース・タックマンが提唱した、チームの発達段階を示すモデルです。チームは、次のような段階を経て成長・成熟するとされています。
- 形成期(Forming):互いに探り合いながら遠慮がちに関わっている段階
- 混乱期(Storming):意見の違いや役割分担をめぐって対立が表面化する段階
- 統一期(Norming):対立を乗り越え、共通の規範への合意が形成される段階
- 機能期(Performing):チームとして高いパフォーマンスを発揮できる段階
このモデルの特徴は、対立やぎくしゃくした状態を「異常」ではなく、チームが成熟に向かう自然なプロセスとして示している点にあり、チームの現在地を共通認識として持つことで、停滞や対立を「通過点」として建設的に扱えるようになります。
特に、新しく立ち上がったチームやメンバー構成が変化したチームの状態を捉える際に参考になります。
(タックマンは1965年の論文で、チームの発達を4つの段階で整理しました※2。その後、1977年に「解散期(Adjourning)」が加えられています※3。本記事では、組織開発で特に広く知られている4段階を紹介しています)
◾️ サーベイ・フィードバック
従業員エンゲージメントサーベイなどを実施し、その結果を現場に共有・対話するプロセスまで含む手法です。結果を集計するだけでは、組織の変化にはつながりにくく、結果を現場に戻し、当事者同士で対話する仕組みまでつくることが重要です。