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【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.43】
仕事に夢中になる働き方「遊ぶように働く」

【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.43】
仕事に夢中になる働き方「遊ぶように働く」

スノーピークビジネスソリューションズ代表の坂田です。

このコラムでは、私たちの会社が大切にしている価値観や目指す未来について、みなさまにお伝えしていきたいと考えています。

読んでくださった方にとって、新たな「気づき」となり、日々の暮らしや働き方がよりイキイキとワクワクするものになれば幸いです。

本当の意味で「遊ぶように働く」とは何か

「遊ぶように働きたい」
 

この言葉を聞くと、みなさんはどんなイメージを持つでしょうか。
 

楽そう、自由そう、好きなことだけをやっている──

そんな印象を持つ方もいるかもしれません。

 

ただ、私たちスノーピークビジネスソリューションズが考えている「遊ぶように働く」は、そうした表面的な楽しさを指しているわけではありません。
 

人が本気で仕事に向き合い、夢中になって取り組んでいる状態

それこそが、私たちが目指している姿です。

文化は、遊びの中から生まれてきた

20世紀の歴史学者ヨハン・ホイジンガは、人間を「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」と捉えています。(参考文献【1】)


彼は著書の中で、文化は遊びの中から立ち上がってきたと述べています。

 

儀式、祭り、芸術、スポーツなど、人が「意味を感じ」「没頭し」「仲間と共有する」遊びの行為の中から、文化は形づくられてきました。
 

遊びは決して余暇や気晴らしではなく、人間が世界と関わり、価値を生み出すための根源的な営みだったと言えます。

 

私たちが大切にしている「野遊び」も自然のなかで人間が遊ぶことを通じて伝承されてきた、意味の深い文化だと思います。

 

この視点に立つと、現代の「働く」という行為が、どこか文化から切り離され、作業や処理に近づいてしまっていることに、違和感を覚えます。

遊びと仕事は、構造がとてもよく似ている

遊びと仕事は、構造がとてもよく似ている

遊びが成立するためには、いくつかの条件があります。
ゴールがあり、制約があり、正解は一つではなく、自分で考える余白があり、結果が分かる。

 

実は仕事も、本来は同じ構造を持っているはずです。
 

成果というゴールがあり、時間や予算、人といった制約があり、その中でどう進めるかを考える余地がある。

 

しかし現実の職場では、「決められた手順を守ること」や「失敗しないこと」が優先され、考える余白が削られてしまい“処理的に扱う”場面も少なくありません


その結果、仕事は作業になり、かつて遊びが持っていた“夢中になる力”が失われていきます。

 

私たちは、人が仕事に夢中になれるかどうかは、性格や気合の問題ではなく、仕事や組織の構造の問題だと考えています。

夢中になれる仕事は「構造」としてデザインできる

エンゲージメントを5つの段階で捉えたとき、ちょうど真ん中に位置するのが第3段階です。(コラムVol.41参照)


主体的に仕事をデザインし、自分なりの工夫で成果を出し、その経験を通じて自己効力感が高まっていく段階です。

 

この段階に入ると、人は「やらされている」感覚から離れ、仕事を自分のものとして扱い始めます。
 

もっと良くできないか、別のやり方はないかと自然に考え、気づけば仕事に没頭している。

これは、まさに遊びに夢中になる感覚と重なります。

 

ただし、この状態は自然に生まれるものではありません。
一定の仕事力があり、成果を出す責任があり、そのうえでプロセスに自由度があること。


自由だけを与えても人は不安になりますし、すべてが決められていても人は夢中になれません。

 

成果は明確に、プロセスは自由に。


このバランスが取れたとき、仕事は遊びの構造を取り戻していきます。

発想が交わると、仕事は文化に近づく

発想が交わると、仕事は文化に近づく

遊びは、一人で完結するものではありません。
誰かと関わり、刺激を受け、発想が広がるからこそ面白くなります。仕事も同じだと思います。

 

まず自分で仕事のプロセスを設計してみる。

そのうえで、先輩や仲間が「自分だったら、ここにこんな自由度を加えるかもしれない」と発想を共有する。

 

すると、「そこは気づかなかった」「その発想は面白そう」「自分も真似してみたい」という声が自然と生まれます。
 

正解を教え合うのではなく、発想を持ち寄り、借り合う

この循環が生まれたとき、仕事は単なる業務を超え、文化として残るプロセスがはじまります。

 

人が“夢中になれる仕事の構造”を、文化としてデザインする

スノーピークビジネスソリューションズは、単に働く楽しさを提供する会社ではありません。
 

人が夢中になれる仕事の構造を設計し、それを文化として根づかせていくことに取り組んでいます。

 

組織の状態を感覚や雰囲気で捉えるのではなく、構造として捉え、デザインする。
そして、その構造が一過性の施策で終わらず、文化として醸成されるまで、私たちは伴走します。

 

構造を学び、ワークで理解を深め、実践し、体験し、「できる」状態になるまで。


遊ぶように働くことは、エンゲージメントの第3段階を育てていくうえで欠かせないステップであり、個人のスキルアップと会社としての文化づくりの両方が求められるフェーズです。

 

歴史的に見ても、文化は遊びの中から生まれてきました。
だからこそ、働く文化の中に遊びの構造を取り入れ、意図的に統合し、デザインしていく。


それが、スノーピークビジネスソリューションズが取り組んでいることです。

 

人間らしく働く人たちを増やす。


そのためのワークエクスペリエンスを、これからも丁寧に世の中に届けていきたいと思います。

 

参考文献

【1】Huizinga, J. (1938). Homo Ludens: A Study of the Play-Element in Culture. Routledge & Kegan Paul.

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile

坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile 坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

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