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【スノーピークDX】スノーピーク アフターサービス課の
業務効率化を成功させた棚卸管理システム

【スノーピークDX】スノーピーク アフターサービス課の
業務効率化を成功させた棚卸管理システム

スノーピークの全製品は「永久保証」として、一切の保証書をつけていません。

 

製品が壊れたら買い換えるのではなく、修理を繰り返し、製品が寿命を全うするまで大切に使ってもらいたい。お客さまが修理したいと思って送っていただいた製品は、スノーピークが責任をもって修理を受け付けるというスタイルを30年以上続けています。
この修理の窓口となっているのがスノーピークのアフターサービスルームです。

 

アフターサービスルームには全国各地から修理が必要な製品が届き、アフターサービス課の専任スタッフがパーツを交換し、生地を縫い合わせ、製品を蘇らせています。そのアフターサービスルームで最も労力と時間を要するのが、年2回の棚卸作業です。多くの企業で行われている重要な作業ですが、アフターサービスルームの倉庫には細かなパーツが並び、非常に労力がかかっていました。

 

そこで、スノーピークビジネスソリューションズがノウハウをもつ棚卸管理システムを新たに導入し、現場メンバーとともに改善に向けて動きました。現場での課題発見から解決に至るまで、その舞台裏をご紹介します。

アフターサービスルームが抱えていた課題

アフターサービスルームが抱えていた課題

作業負荷の大きい棚卸作業を改善したい

アフターサービスルームの管理者および、現場担当者は、年に2回行われる棚卸業務に頭を悩ませていました。というのも、アフターサービスルームの倉庫には修理に必要な細かなパーツが3万点以上並んでいます。その棚卸はとても時間のかかる作業でした。まず、以前の業務の課題点を見てみましょう。

 

【棚卸作業の課題点】

・計数担当と入力担当の2名1組体制で棚卸作業を実施

→人員を多く要し、対応に時間がかかる

 

・現場担当者はパソコンとタッチスキャナを持ち歩いて作業を行う

→小さなパーツが並ぶ狭い倉庫での作業に適しておらず不便だった

 

・Excelにデータを入力

→データの入力ミスや入力漏れなどが生じてしまう

 また、各担当者が入力したExcelデータを抽出し、集計するのに手間がかかる。

 

これらの課題を解決するために、スノーピークビジネスソリューションズ(以下SPBS)のスタッフは現場に赴き、現場スタッフとともに実際の棚卸作業に参加。現場の課題を詳細に把握するところからプロジェクトは始まりました。

棚卸管理システム「TanaOrosi STARTER」の導入

アフターサービス課の現場担当者とともに実際に棚卸作業をしたことで、現場の苦労と課題をあらためて認識することができました。その後はミーティングを重ね、さまざまな課題に対応できる棚卸管理システム「TanaOrosi STARTER」を導入しました。 

現場運用にマッチした機器選定で作業効率をアップ

軽量のハンディターミナルを採用したことで、パソコンとスキャナを持ち歩いての作業が不要になりました。片手で使えるハンディターミナルは狭い庫内の作業に適しているので、作業効率の向上が期待できます。また、読取精度・視認性が高いものを選ぶことで人的ミスを最小限に抑えられます。 

新システムの運用で複雑作業をシンプルに

以前の棚卸作業はExcelを活用していました。各作業者は事前にExcelでマスタ情報を作成し、棚卸作業をしながら数値を入力。現場責任者は各作業者から上がってくるExcel上の数値を集計する必要があり、業務が煩雑になっていました。棚卸管理システム導入後は、バーコードをハンディターミナルで読み取るだけで直接集計できるため、現場責任者は集計作業にかかる工数を省くことができます。また、マスタ情報の更新はシステムで一括管理できるため、作業者は事前準備をすることなく、すぐに棚卸作業に入れるようになりました。

進捗状況をリアルタイムに確認

棚卸管理システムの導入により、曖昧で感覚的にしか把握できなかった進捗状況をデータとして確実に、そしてリアルタイムに確認できるようになりました。拠点ごとの棚卸の差異状況もデータ上で一目瞭然です。また、パソコンはもちろん、スマートフォンでも情報の確認ができるため、時間や場所の制限を受けることもなくなりました。

システム導入により、作業時間を80%短縮

作業時間、人員ともに大幅削減を実現

棚卸業務は6月と12月の年2回行っています。3万点ものパーツが並ぶ倉庫での棚卸作業は、以前は1日で終わらないこともありました。棚卸管理システム導入後は、作業時間を大幅に短縮することができ、1日以上かかっていた作業は半日程度で終了。さらに、2人1組での計数作業が1人でできるようになり、半数のスタッフは別の業務や本来業務に従事できるようになりました。 

実際に使用したスノーピーク社員の声

実際に使用したスノーピーク社員の声

システムに慣れるにつれ、作業時間はさらに短く

「TanaOrosi STARTER」システムを導入したことで驚くほど作業時間を短縮できました。棚卸する品目はシステム導入時に比べてますます増えていますが、スタッフが計数やハンディターミナルの操作に慣れてきたこともあって、作業時間はさらに短くなっています。

現場目線の提案・サポートをしてくれた

SPBSの皆さんが、現場の立場に立って親身に要望を聞いてくれるため、初回から有意義な打ち合わせをすることができました。導入後に出てきた不明点も、問い合わせすればすぐにレスポンスが返ってきて、システムに不慣れな私たちにも分かるように説明してくれるので助かっています。

現場を理解したシステムの構築

SPBSの皆さんはこちらの提示した情報だけで棚卸を考えてくれた訳ではありません。実際に現場に来て棚卸業務を体感したうえで、システムを作ってくれたことで非常に現場にフィットした仕組みにすることができました。この「現場理解」こそが、今回システム導入が成功した重要なポイントだと思います。

アフターサービス課の業務効率を改善した新システム導入のストーリーはいかがだったでしょうか。ユーザーの大切なキャンプ道具を修理し、愛着を持って長く使ってもらいたい。そのブランドポリシーを私たちのソリューションを活用しながら、これからもスノーピークとともに守っていきたいと思っています。

 

 

・TanaOrosiSTARTER(棚卸システム) 

現場におけるさまざまなデータ管理パターンを、用途や目的別の基本機能に絞ってiSTARTER®としてシリーズ化。必要最低限の機能だけを備えたシステムで、お客様の現場運用に合わせた機能を拡張可能。「まずはシンプルに始める」を実現させるシステムです。 

>>TanaOrosi STARTER(棚卸システム)について詳しくはこちら​ 

 

・DOMO(BIプラットフォーム) 

DOMOは顧客・取引・売上・経理など社内でいくつものファイルに分割されたExcelデータなどを一括で自動でまとめてWEB上で閲覧可能な可視化ツールです。 
>>DOMO(BIプラットフォーム)​について詳しくはこちら

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