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【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.56】
新しい自分に出会う人ほど、人生は豊かになる

【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.56】
新しい自分に出会う人ほど、人生は豊かになる

スノーピークビジネスソリューションズ代表の坂田です。

このコラムでは、私たちの会社が大切にしている価値観や目指す未来について、みなさまにお伝えしていきたいと考えています。

読んでくださった方にとって、新たな「気づき」となり、日々の暮らしや働き方がよりイキイキとワクワクするものになれば幸いです。

社会人になると、人は“複数の自分”を生きることになる

社会人になると、私たちは想像以上に多くの役割を担うようになります。
 

会社員としての自分。

家庭の中の自分。

地域コミュニティの自分。

学びの場での自分。

あるいは、趣味や副業、何かのイベントを企画する立場としての自分。

 

学生時代は、学校と家庭、部活動や塾くらいだった「自分の居場所」が、社会に出ると次第に増えていきます。


そして、その一つひとつで求められる振る舞いも、価値観も、コミュニケーションの取り方も変わります。

つまり社会人は、“複数の自分を持ちながら生きる存在” になっていくのだと思います。

 

一方で、この変化に適応することを億劫に感じる方も少なくないと思います。


「自分の価値観を変えたくない」
「今の自分のままでいたい」
「無理して合わせるのは違う気がする」

 

そう感じること自体は自然なことだと思います。
ただ、変化の激しい時代において、ひとつの価値観・ひとつのやり方だけで生きていくことは、以前より難しくなってきているとも感じます。

“自分らしさ”は守るものではなく、広げていくもの

“自分らしさ”は守るものではなく、広げていくもの

私は、自分らしさとは「最初から固定されたもの」ではないと考えています。

むしろ、さまざまな経験を通じて、自分の中に増えていくものだと感じています。

 

新しい環境に飛び込み、異なる価値観を持つ人と関わり、これまでの自分にはなかった役割を担ってみる。

その中で、「こんな自分もいたのか」と気づく瞬間があります。

 

心理学者アルバート・バンデューラの自己効力感(Self-Efficacy)理論でも、人は「できた」という経験を通じて、自分への認識を更新していくことが示されています。(参考文献【1】)

 

つまり、新しい役割を経験し、成功体験を積むことで、人はこれまで気づかなかった“新しい自分”を少しずつ広げていきます。

 

逆に言えば、「今の自分らしさを守る」ことばかりに意識が向くと、自分の可能性を自分で狭めてしまうことにもなりかねません。

本当の“自分らしさ”とは、社会の中で価値を発揮できる状態

近年、「自分らしく生きる」という言葉をよく耳にします。
 

もちろん大切な考え方です。

ただ私は、“自分らしさ”とは、自分起点の価値観だけで発揮するものではないとも考えています。

 

自分の価値観だけを優先し、「これが自分だから」と周囲への適応を拒むことは、時として“自分勝手”になってしまいます。

 

本当の意味での自分らしさとは、社会や組織の中で求められる役割を果たし、他者に価値を提供できる状態になった上で、なお自然体でいられることではないかと思います。

 

言い換えれば、“社会に必要とされている状態”と“その時のありのままの自分”が重なった状態が、自分らしさだと思います。

人は「新しい自分」に出会う環境で成長する

人は「新しい自分」に出会う環境で成長する

では、どうすれば人は新しい自分を見つけることができるのか。

 

その鍵は、日常とは異なる環境に身を置くことだと思います。

 

組織開発の世界では、クルト・レヴィンの変革の3段階モデル「Unfreeze(解凍)─Change(変化)─Refreeze(再凍結)」が有名です。(参考文献【2】)


人はまず、既存の思考や行動パターンを“解凍” しなければ変わることができません。

 

しかし、日常の延長線上にいる限り、人はなかなか変わりません。
いつもの席、いつものメンバー、いつもの会議体。
その環境では、どうしても“いつもの自分”に戻ってしまいます。

 

だからこそ私たちは、アウトドア研修やキャンピングオフィスに価値があると考えています。

 

自然の中という非日常空間で、肩書きを外し、役割を超えて協働する。

普段とは違う関係性・違う会話・違う挑戦をする。

 

すると不思議なほど、

「会社では見せなかった一面」
「本人も気づいていなかった強み」

が表に出てきます。

 

これは単なるレクリエーションではなく、“新しい自分に出会うための環境設計”でもあると考えています。

人生の豊かさは、“自分を増やすこと”が影響する

これからの時代、変化はさらに激しくなります。
ひとつの会社、ひとつの専門性、ひとつの価値観だけで生き抜くことは、難しくなってくると思います

 

だからこそ必要なのは、「私はこういう人間だ」と決めつけることではなく、“自分を増やしていく力”だと考えています。

 

新しい場に飛び込む。
新しい人と関わる。
新しい役割を担う。
自分で機会をつくる。

 

そうして少しずつ新しい自分の一面を増やしていった人ほど、どんな環境でも価値を発揮でき、人生そのものに躍動感が生まれていきます。

 

イキイキと働き、ワクワクしながら生きている人は、「自分らしさを守っている人」ではなく、“新しい自分を増やし続けている人”なのかもしれません。

 

私たちも、アウトドア研修やキャンピングオフィスを通じて、そんな“新しい自分に出会える場”を、これからもつくっていきたいと考えています。

参考文献

【1】Bandura, A. (1997). Self-Efficacy: The Exercise of Control.
【2】Lewin, K. (1947). Frontiers in Group Dynamics.

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile

坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile 坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

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