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【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.53】
都市の屋上で焚火を囲み、人と人がつながる

【さぁ、そろそろ、焚火を囲んで話そう_Vol.53】
都市の屋上で焚火を囲み、人と人がつながる

スノーピークビジネスソリューションズ代表の坂田です。

このコラムでは、私たちの会社が大切にしている価値観や目指す未来について、みなさまにお伝えしていきたいと考えています。

読んでくださった方にとって、新たな「気づき」となり、日々の暮らしや働き方がよりイキイキとワクワクするものになれば幸いです。

ビルの屋上で、焚火を囲む

先日、東京都心のビルの屋上で、働く方々を対象とした「Takibi Bar」というイベントを開催しました。

 

周囲には高層ビルが立ち並び、まさに文明の象徴ともいえる場所です。

そこに焚火台を設置し、普段は忙しく都内で働いている方々に集まっていただきました。

 

初めて顔を合わせた方同士も、職場の同僚と一緒に来られた方も、気がつけば自然と言葉を交わし、笑顔で盛り上がっている。

そんな光景が広がっていました。

 

なぜ、あの場所ではじめて会うような人と人が打ち解けていったのか。

 

私はその理由を、焚火という「原始的な自然」が持つ力にあるのではないかと思っています。

人工的な環境の中で過ごし続けていると、私たちの五感は少しずつ鈍っていきます

 

そこに焚火という自然の炎が現れることで、人間が本来持っている動物としての感覚が呼び起こされ、周囲の人たちと自然につながっていける心身の状態が生まれていくのではないかと思います。

 

文明の発達によって「行き過ぎた状態」(正常な感覚がクローズしてしまうような状態)にある私たちを、焚火が「中和」して元に戻してくれるような、そんな感覚です。

居酒屋とは違う、焚火の会話

居酒屋とは違う、焚火の会話

焚火を囲んだときの会話は、居酒屋での会話とはずいぶん質が違います。

 

居酒屋は周囲が賑やかで、つい声が大きくなり、語尾も強くなりがちです。

そうすると、日ごろのうっ憤を晴らすような愚痴が出てきやすくなる、というのが私の印象です。

 

一方、焚火のそばでは静けさの中に炎のパチパチという心地よい音があり、自然と声が落ち着いてきます。

 

誰かが話し始めると、他の人は耳を傾け、最近あった出来事や仕事上の悩みも、愚痴ではなく「こういう課題があってですね、どう思います?」というような前向きな問いかけとして言葉に出てくることが多いと感じます。

 

焚火の周りは視界が暗く、相手の顔をじっと見続けるのではなく、炎を眺めながら話します。

 

それによって聴覚が研ぎ澄まされ、相手の話をよく聞く姿勢が自然と生まれます

そして、聴くことが中心になると共感力が高まり、対話が深まっていきます

 

初めて会った人同士でも、「一緒に焚火を囲んだ仲間」という感覚が芽生えていくのが、焚火トークの大きな特徴だと思います。

自然が人間性を回復させる

私たちが今回企画したこのイベントの意図のひとつに、「自然の入口を都市空間に持ち込んでみる」という考えがあります。

日常の忙しさの中で、私たちは少しずつ「人間らしさ」を失っていくことがあります。

効率を優先し、デジタル上でのやり取りが増え、他者との深いつながりが薄れていく

その状態を、自然の力を借りて回復させていくことが、個人の充実感にも、組織の活力にもつながるのではないかと思っています。

 

今回の焚火トークで起きたことは、まさにその一例だと思います。

 

都市の真ん中に置かれた焚火の炎が、その場にいた人たちの人間性を呼び戻し、心の距離を縮め、豊かなコミュニケーションを生み出していました。

 

自然には、そういった人間の本来の力を引き出す働きがあります。

それを意図的にデザインすることで、組織の中でのつながりや対話の質も変えていけると、私たちは考えています。

人とのつながりが、人生を豊かにする

人とのつながりが、人生を豊かにする

核家族化が進み、マンション暮らしの方も増え、テレワークが普及した今、人との物理的なつながりは以前より確実に減っています。

 

「人間関係は面倒」「非効率」と感じる方も少なくないかもしれません。

 

ただ、効率や合理性を追い求めた先に何があるかを考えてみると、孤独であったり、どこか薄く感じてしまう日常だったりするのではないでしょうか。

 

人間関係には確かに手間もかかりますし、難しさもあります。

しかし、人生の充実感や「生きている実感」は、多くの場合、人との関係性の中で生まれてくるものだと私は思っています。

 

組織においても同じことが言えます。

AIやテクノロジーがどれほど発達しても、最終的に判断し、前進させていくのは人と人のコミュニケーションです。

 

テクノロジーをうまく活かすためにも、組織の中の人間関係や対話の質が重要になっていきます。

 

私たちが目指す、人と組織の姿

私たちスノーピークビジネスソリューションズは、働く人たちが人とのつながりを取り戻し、協働体験を通じて豊かに働ける環境を整えることに、これからも力を注いでいきたいと考えています。

 

アウトドア研修やキャンプ用品を活用したオフィス空間のデザインを通じて、人が人と深くつながれる場と機会をデザインすること。

それが、組織のパフォーマンスを高め、そこで働く一人ひとりの人生を豊かにすることにつながると信じています。

 

都市の屋上で焚火を囲んだときのように、自然の持つ力を使って人間が本来持つ力を引き出す瞬間を、もっと多くの働く方々に届けていきたいと思っています。

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile

坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

坂田 真也(さかた・しんや)
Profile 坂田 真也(さかた・しんや)

代表取締役社長

2009年に入社し、システム営業部に配属され1,000社以上の製造現場を回り、システム提案及び導入支援を行う。​
2015年よりクラウドソリューション事業の責任者となり、コンサルティング業務を確立させ、顧客の様々な業務効率化や働き方改革を支援。
その後、ビジネスにアウトドアを取り入れたキャンピングオフィス事業の責任者や、スノーピークグループのDX支援を推進する責任者を歴任し、2024年に代表取締役社長に就任。

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